聖闘士星矢:23年ぶりのテレビアニメ 星矢も“大人な”ペガサス流星拳を披露

「聖闘士星矢Ω」の会見に登場した緑川光さん(左)と古谷徹さん
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「聖闘士星矢Ω」の会見に登場した緑川光さん(左)と古谷徹さん

 4月から放送される人気アニメの新シリーズ「聖闘士星矢Ω(オメガ)」で主人公のペガサス座の聖闘士(セイント)・光牙の声を担当する緑川光さんと、前シリーズから引き続き星矢の声を担当する古谷徹さんが15日、東京都内で開かれた会見に登場した。古谷さんは、テレビアニメでは23年ぶりとなる新シリーズの第1話で、星矢が必殺技「ペガサス流星拳」を繰り出すことを明かし、「これまでの作品では、星矢はずっと13歳だったけど、今回は設定年齢が上がっています。流星拳も大人な雰囲気に変えて演じたので、うまくいったか楽しみにしてください」と話した。

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 「聖闘士星矢」は、週刊少年ジャンプ(集英社)で85~90年に連載された車田正美さんの人気マンガが原作。天馬星座(ペガサス)の「星矢」を中心に、「小宇宙(コスモ)」と呼ばれる特別な力を持った聖闘士たちの戦いと友情を描いた作品で、86~89年にテレビアニメ化された。新シリーズは、伝説の聖闘士・星矢の背中を追いかける光牙とその仲間たちによる物語で、地上の平和と生きとし生けるものを守る女神アテナをさらい、新世界を樹立しようとする巨大な悪・マルスを倒すため、戦い続ける主人公たちの姿を描く。

 古谷さんは、新シリーズの星矢について「射手座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)になっていて、デザインがスタイリッシュ。白いマフラーをしていたり今まで考えられなかった部分もあるけど、格好いい」とコメント。かつては、他のキャラクターの方が人気で、小学生の人気を心の支えにして演じていたという古谷さんだが「今度は羽根があるし、飛びますよ」と意気込んだ。

 また、光牙の声を担当する緑川さんは「魅力あるキャラクターなので、さらに魅力的になれるようにベストをつくしてやりたい」と意気込みを語り、「若いキャラクターが物語を進めていくので、(前シリーズを)知らない人でも楽しめると思います」と作品をアピールした。古谷さんは「世界中で愛してくれる人がたくさんいる作品。『古谷の星矢がまた見たい』という声を聞いているので感無量です。絶対、ヒットさせたい」と力強く語っていた。

 放送は4月1日から毎週日曜午前6時半~7時。第1話は、十二宮が見える聖域(サンクチュアリ)にある居城で、女神アテナは眠れる赤子・光牙を見ていた。ところがそのとき、巨大な闇が生じ、爆発。その影響で崩れた柱が光牙のところに倒れそうになるが、間一髪、黄金聖闘士・星矢が現れた。さらに、マントを羽織った邪悪な敵・マルスも姿を現す……という展開。(毎日新聞デジタル)

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