銀の匙:最新巻が初版100万部の快挙 ハガレンに続き

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 18日発売される荒川弘さんのマンガ「銀の匙 Silver Spoon」コミックス4巻が初版で100万部発行されることが11日、明らかになった。発行元の小学館によると、連載開始から1年3カ月での初版100万部は同社史上最速。初版でのミリオンは、大ヒットの指標の一つで、「ONE PIECE」や「NARUTO」など数えるほどしかないが、荒川さんは「鋼の錬金術師」(スクウェア・エニックス)に次ぐ2作目の初版ミリオン達成となった。

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 「銀の匙」は、2度にわたりテレビアニメ化された「鋼の錬金術師」を手掛けた荒川さんが週刊少年サンデー(小学館)で連載しているマンガ。進学校の強烈な受験戦争に行き詰まった少年・八軒勇吾が、教師の薦めで北海道の農業高校に進学し、仲間と絆をはぐくんで人間として成長していく姿を描いている。「鋼の錬金術師」で描いたダークファンタジーの路線から一転、現代日本の農業をテーマにした青春ストーリーとして描かれたことも話題になった。

 11年7月に発売されたコミックス1巻の初版は33万部だったが、巻数を重ねるごとに初版部数・版数ともに増やし、3月末に全国の書店員らが最も面白いマンガを選出する「マンガ大賞」の受賞後は爆発的に部数を伸ばしていた。今回の最新4巻発売とともに既刊コミックスも増刷され、1~4巻の累計は400万部に達し、全巻そろってのミリオン達成となる。(毎日新聞デジタル)

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