内村航平選手:金1銀2 合計1.25キログラムのメダルの重みに「本当に感謝しています」

「ロンドン五輪日本代表選手報告会」で手作りの金メダルを手渡された(左から)藤井拓郎選手、内村航平選手、山室光史選手、田中佑典選手
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「ロンドン五輪日本代表選手報告会」で手作りの金メダルを手渡された(左から)藤井拓郎選手、内村航平選手、山室光史選手、田中佑典選手

 ロンドン五輪の体操男子個人総合で金メダルを獲得した内村航平選手が23日、東京都内で開かれた、所属するコナミの「ロンドン五輪日本代表選手報告会」に出席。同個人種目別床運動と同団体の銀メダルを合わせると三つのメダルを獲得した内村選手は「すごくうれしいですね。帰国してから何回か三つかける場面があったんですけど、合計1.25キログラムあるので、首に負担が……」と笑いを誘いつつ、「みなさんが応援してくれたからこそ勝ち取れたメダル。本当に感謝しています」と笑顔でコメント。さらに「4年後のリオデジャネイロ五輪を目指して一つ一つの試合をやっていきたい」と気持ちを新たにしていた。

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 報告会には、同社に所属する、体操男子団体・銀メダリストの山室光史選手と田中佑典選手、競泳男子400メートルメドレーリレー・銀メダリストの藤井拓郎選手も出席。同じく体操選手の兄・和仁さんと姉・理恵さんの「田中3兄弟」で今大会に出場した佑典選手は「帰国してからプライベートで会う機会はまだないんですが、3人そろって(実家の)和歌山に帰って両親と食事でも行こうかなと思っています」とコメント。藤井選手はメドレーの際、「北島(康介)選手が予選で引き継ぎに失敗して不安がっていたので、“自分はこうしましたよ”というお話をさせていただきました」とチームプレー秘話を明かした。

 また、団体決勝の跳馬で負傷し、個人総合を辞退した山室選手は車いす姿で登場し、少しくもった表情で「みんなに迷惑をかけて、僕自身すごく情けなかった。4年後にこの借りを返したい」と語った。そして、2週間前に手術が成功したことを報告し、「これからリハビリなど大変なこともありますが、いったん体を休めるのにいい時間なのかなと切り替えて、新しい気持ちでスタートしたい」と話していた。

 イベントでは、東京ミッドタウン(東京都港区)にある同社前から施設1階のイベントスペース「キャノピー・スクエア」のステージまで、4選手が一般の来場者とふれあいながらレッドカーペットを歩いて登場。ステージには未来の金メダルを夢見るコナミスポーツクラブの子供たちが駆けつけ、選手たちに手作りの金メダルを贈呈した。なお、選手が獲得したロンドン五輪のメダルは、24~26日に同所に展示される。(毎日新聞デジタル)

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