アニメ「らき☆すた」を使った町おこしで知られる埼玉県久喜市の鷲宮地区で2日、秋祭り「土師祭」が開かれ、雨にもかかわらず昨年と同じ約7万2000人が訪れた。名物の「らき☆すた神輿(みこし)」も、雨のお練りとなったが、キャラクターの名前を連呼する独特の掛け声で、訪れた人たちの注目を集めていた。
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土師祭は、日本書紀にも名前がある「関東最古の大社」とも言われている鷲宮神社に奉納されている「千貫神輿」が、同町の通りを練り歩く。同地区ではアニメ「らき☆すた」の舞台になって人気に火が付いた後も、土師祭に合わせてサブカルチャーにちなんだ独自の新企画を毎年実施。祭りではコスプレの姿で町を歩けることから、コスプレーヤーの姿も年々増えており、市外からも多くの人が足を運んでいるのが特徴だ。
当日はあいにくの雨で、正午ごろは人もまばらだったが、女装コスプレコンテスト「わしのみやMISSコン」が始まった午後1時半過ぎから雨がやむ“神がかり”的な天候にも助けられ、以後は町の通りや、鷲宮神社の広場前は多くの人でにぎわった。
祭りの目玉となるお練りでも、途中から雨が降ったが、祭りを訪れた人たちも雨をものともせずに神輿を撮影するなど異色の祭りを楽しんでいた。(毎日新聞デジタル)
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