本広克行監督:「踊る」の次はアニメ初挑戦 警察機構が舞台

映画監督の本広克行さんがテレビアニメに挑戦する「PSYCHO-PASS サイコパス」 (c)サイコパス製作委員会
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映画監督の本広克行さんがテレビアニメに挑戦する「PSYCHO-PASS サイコパス」 (c)サイコパス製作委員会

 大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」を手掛けた映画監督の本広克行さんが、警察機構を舞台にしたアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」で総監督を務めていることが14日、明らかになった。本広さんがテレビアニメを手掛けるのは初めてで、10月からフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送される。本広さんは「スタッフの皆さんが面白いと思うものに従った結果、一番好きな“警察もの”を作る運びになりました。しかもSFです。今は毎日、まさに自分が最も見たかったアニメを作っているんだ!と、ワクワクしています」と話しており、「踊る大捜査線」の“NEXT”を描き出す意気込みという。

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 アニメ「攻殻機動隊」シリーズのProduction I.Gのプロデューサーが、本広さんの起用を熱望し、手紙で制作の参加を要請したのがきっかけ。企画自体は、劇場版アニメ「BLOOD-C The Last Dark」を手掛けた塩谷直義監督と3年前から進めていた。本広さんは現在、塩谷監督と二人三脚で制作にかかわっているという。

 アニメ「サイコパス」は、人の心理状態などを数値化できる仮想の近未来世界が舞台で、刑事は、犯人を捕まえる「執行官」と、執行官を制御する「監視官」のチームで活動しているという設定。公安局刑事課1係のメンバーが、正義とは何かを常に突き詰めながら任務を遂行する……という物語が描かれる。

 ストーリー原案と脚本は、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄(うろぶち・げん)さん、キャラクター原案は、人気マンガ家の天野明さん。Production I.Gが制作する。フジテレビで10月11日から毎週木曜深夜0時45分の放送で、2クールが予定されている。(毎日新聞デジタル)

 ◇スタッフやキャストは以下の通り。(敬称略)

 <スタッフ> 総監督:本広克行▽監督:塩谷直義▽ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)▽脚本:虚淵玄、深見真、高羽彩▽キャラクター原案:天野明▽キャラクターデザイン・総作画監督:浅野恭司▽色彩設計:上野詠美子▽美術監督:衛藤功二▽3D監督:佐藤敦▽撮影監督:荒井栄児▽編集:村上義典▽音楽:菅野祐吾▽音響監督:岩浪美和▽オープニング・テーマ:凛として時雨「abnormalize」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)▽アニメーション制作:Production I.G

 <キャスト> 狡噛慎也:関智一▽常守朱:花澤香菜▽槙島聖護:櫻井孝宏▽宜野座伸元 :野島健児▽征陸智己: 有本欽隆▽縢秀星:石田彰▽六合塚弥生:伊藤静▽唐之杜志恩:沢城みゆき

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