広井王子:ショートアニメの配信をスタート 藤島康介とタッグの「夏恋戦機」など

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 香港で出版などのメディア事業を展開する「ネクスト メディア」のグループ会社「ネクスト メディア アニメーション ジャパン」が、アニメ「魔神英雄伝ワタル」やゲーム「サクラ大戦」などのクリエーターの広井王子さんを監督に迎え、スマートフォンやタブレット向けにショートアニメを配信する新事業「TOMOANIME(トモアニメ)」をスタートした。アニメは台湾のスタジオで制作し、マンガ「ああっ女神さまっ」の藤島康介さんがキャラクターデザインを手がける「夏恋戦機(かれんせんき)」を今秋、配信するほか、ゲーム「天外魔境」シリーズなどの辻野芳輝さんがキャラクターデザインを手がけた「スパイペンギン」などの配信を16日始めた。

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 同社はスマートフォンやタブレット向けの新事業「nxTOMO(ネクストモ)」をスタートし日本市場に本格参入。TOMOANIMEはその一環で、広井さんが監督、元ドリームワークスのリチャード・チュアンさんが監修し、約500人の台湾のクリエーターが制作する。ラインアップは「スパイペンギン」「夏恋戦機」のほか、“キモカワ”なゾンビが暴れる「マッドボックスゾンビーズ」やカラフルな毛皮をまとった謎のキャラクターが巻き起こすドタバタを描く「オッドボッズ」。「夏恋戦機」を除く作品は16日から同社が展開する「TOMOSTORE(トモストア)」や動画サイト「YouTube」などで配信している。

 nxTOMOではTOMOANIMEのほか、CGアニメを使ったニュースサイト「TomoNews(トモニュース)」や音楽やCGアニメを利用した“動く”電子コミックサービス「TOMOTOON!(トモトゥーン)」、ゲームを制作・配信する「TOMOGAMES(トモゲームス)」といった事業も展開する。

 16日、東京都内で「nxTOMO」の発表会が開催され、同社の岡本伸一取締役は新事業について「新しいタイプの情報発信をしたい。日本のクリエーターが世界に進出する機会を提供していきたい」と抱負を語った。(毎日新聞デジタル)

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