阿部サダヲ:キョンキョンに見つめられ「役から離れそう」

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 俳優の阿部サダヲさんが5日、主演舞台「シダの群れ3 港の女歌手編」の初日を迎え、東京・渋谷の劇場で行われた公開げいこに登場。共演する小泉今日子さんのファンだったという阿部さんは「小泉さんが僕を見つめながら歌うシーンがあるんですが、役から離れてしまいそうになるので、最後まで気をつけたいと思います」とテレ笑いで語った。

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 一方、女歌手を演じる小泉さんは「自分の歌をお客さんの前で歌うのとは全く違う。役だと思って歌うので、自分の声とは違う歌い方ができたりしますね」と笑顔で語りつつ、言い争うシーンも多いことから「激高した後、声を整えるのに時間がかかります」と苦労を明かした。また、同作がやくざの世界を描いていることから「男性が銃を撃ち合ったり胸ぐらをつかんだり……いいなー、私もやりたいなって。ナイフとか銃を持ちたかったんですが(代わりに)マイクを持ってます」といたずらっぽく笑った。

 舞台は、岩松了さんが脚本・演出を手がける人気任侠シリーズの第3弾。今作では、第1弾で失踪した阿部さん演じる暴力団「志波組」の下っ端のチンピラ・森本が再び主人公として帰ってくる。森本はある港町にたどり着くが、今度は同地を仕切る「都築組」の抗争に巻き込まれていく……という展開。小泉さんは港町のクラブ「スワン」で歌う女歌手を演じ、都築組の若頭役で小林薫さんが出演している。30日まで東京・渋谷の「Bunkamuraシアターコクーン」で開催。(毎日新聞デジタル)

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