アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2013」の世界大会決勝戦が22日、東京・台場の「ガンダムフロント東京」で行われ、15歳以上が応募できるオープンコースでν(ニュー)ガンダムをベースにした日本代表、山内俊平さん(42)の「宇宙世紀最強の機体」が世界一に輝いた。また、14歳以下のジュニアコースでは、シャア専用ザクをベースにした香港代表、チョイ・チキットさん(14)の「Forgotten “The Red Comet”」が優勝した。同大会は今年で3回目で、日本代表が優勝するのは今回が初めて。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
審査は“ガンプラ名人”で有名なバンダイの川口克己さんや「電撃ホビーマガジン」の木村学さん、「ホビージャパン」の岡村征爾さんら5人の審査員が、各作品を工作力、塗装、アイデアの3項目について採点。その結果、日本代表の山内さんと香港代表のチキットさんの作品がグランプリを獲得した。優勝の黄金色のトロフィーを掲げたさんは山内さんは「制作当初から応援してくださった皆様に感謝します。皆様の励ましや支えがモチベーションになりました。ありがとうございました」と喜びを語った。
オープンコースの2位はマレーシア代表、3位は韓国代表、ジュニアコースの2位はインドネシア代表、3位は台湾代表の作品。また、特別賞には、ジュニアコースタイ代表とオープンコース韓国代表が選ばれた。世界一決定戦には、ガンダム好きで知られる俳優の及川光博さんもプレゼンターとして出席した。
ガンプラビルダーズW杯はバンダイが主催し、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会。今大会には、日本、イタリア、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、北米(米国・カナダ)、中国、韓国、台湾、香港、タイの13エリアが参加。それぞれ予選を勝ち抜いた各国代表が同日行われた決勝戦でチャンピオンの称号を懸けて激突した。なお、第1回大会ではオープンコースでマレーシア代表、ジュニアコースで中国代表が優勝。昨年の第2回大会では、オープンコースで香港代表、ジュニアコースでインドネシア代表が優勝した。
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