ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催に合わせ、高橋陽一さんの人気サッカーマンガ「キャプテン翼」の企画展「ボールはともだち。キャプテン翼展」が14日から上野の森美術館(東京都台東区)で開催される。同作初の大規模作品展で、原画、原稿など250枚以上が並び、高橋さん描き下ろしの巨大イラスト、主人公・大空翼の等身大フィギュアなどが展示されるなどファンにはたまらない内容となっている。13日、報道陣向けの内覧会が行われ、会場内が公開された。会期は7月6日まで。
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「キャプテン翼」は、1981~88年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、その後も「ヤングジャンプ」などで続編が連載されたサッカーマンガ。連載当時はサッカーブームを起こし、アニメは世界各国でも放送され、世界のスター選手が好きな作品として挙げることも多い。現在は「グランドジャンプ」で最新シリーズが連載されている。
会場には、連載第1回の原稿から最新シリーズのカラー原画など250点以上が展示され、高橋さんが考案したという作品の舞台となった南葛市のジオラマコーナーやサッカーボールを蹴って楽しめるアトラクションも用意する。さらに、翼の等身大フィギュアや、必殺技のオーバーヘッドキックを決めている縦約3メートル、横約2.2メートルの翼の巨大イラストも展示。巨大イラストは高橋さんの描き下ろしで作成期間約1カ月という。
また、スペインのサッカークラブ「FCバルセロナ」公認の「翼inバルサコーナー」もある。同コーナーは翼が作中で同クラブに所属している設定になっていることから実現したもので、同クラブのユニホームを着た翼のパネルや、ネイマール選手やメッシ選手など同クラブのスター選手たちの写真パネルが並んで設置され、来場者は一緒に記念撮影できる。クラブ紹介のパネルやホームスタジアム「カンプノウ」のロッカールームを再現した展示もある。
そのほか、サッカー日本代表の長谷部誠選手や岡崎慎司選手などが作品について語る映像コーナーや、高橋さんの仕事現場を再現したコーナー、グッズ販売コーナーなどもあり、13日に行われた同展のオープニングセレモニーに出席した高橋さんは「キャプテン翼、33年の歴史がぎゅっと詰まっている。ここに来場した皆さんが元気になってもらえればうれしい。ワールドカップ期間中なので、日本代表を応援しながら、この展覧会も応援してもらえれば」とアピールした。
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