話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、美少女が毎回異なる店で一心不乱にラーメンを食べる姿を描いた「ラーメン大好き小泉さん」です。まんがライフ編集部の山田賢一さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
−−この作品の魅力は?
「ラーメン食べ歩き」という娯楽を、リアリティーにこだわって描いている点です。多種多様なラーメンの魅力はもちろん、それを気持ちよく、豪快に、本能のままに食す、貪(むさぼ)る、というカタルシスが見どころだと思います。実際、読者の方からいただく感想のほぼ全てが「ラーメンが食べたくなった」です(笑い)。
−−作品が生まれたきっかけは?
単純に、著者の鳴見なる先生が大のラーメン好きだったからです。そんな理由もあり、気がつけばテーマは自然と決まっていました。
−−主人公・小泉さんのモデルになった人はいるのでしょうか?
ずばり鳴見先生自身ではないでしょうか。話を聞いていると、そんなに毎日ラーメンばかり食べて大丈夫なのか、と心配になります。
−−編集者として作品を担当して、今だから笑えるけれど当時は大変だった……、もしくはクスッとしたナイショのエピソードを教えてください。
実は企画段階の打ち合わせで、僕が強く推していたのは「ラーメン探偵」だったという……。今思えば、そりゃないだろ、って感じなのですが。そうならなくて本当に良かった、鳴見先生が強く反対してくれたおかげです。ちなみに、「スープに溶けない謎はない!」という決めぜりふまで提案していました(笑い)。
−−今後の展開は?
小泉さんが地方に行くことも……?
−−読者へ一言お願いします。
発売当日から思っていた以上の反響をいただき、鳴見先生、編集部ともに大変驚いています。おかげさまで即日重版決定、そして既に3刷目も決定しています!ラーメン好きな人にも、そうでない人にも、ぜひ読んでいただきたい快作です! その際は、決して深夜に読むことのないよう……(※太ります)。続刊も来年の初春にはお届けできるよう、現在鋭意制作中です!
まんがライフ編集部 山田賢一
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