人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)が15日、東京都内の映画館で主演映画「幕が上がる」(本広克行監督)の“舞台あいさつ全国行脚”をフィニッシュさせた。この日が127館目の舞台あいさつで、リーダーの百田夏菜子さんは「おめでたい!」と笑顔を見せると「127館回らせていただいて、たくさんの方が映画を見てくださっていることを実感できてうれしかったです」と語った。また映画のプロモーション担当者から花束を贈呈されると、佐々木彩夏さんが目に涙を浮かべる一幕もあった。最後にサプライズとして、舞台あいさつのアンコールが4月11日に開催されることも発表された。
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ももクロのメンバーは「史上最大のプロモーション大作戦」と題して、2月13日に上映館全127館で舞台あいさつする“全国行脚”をスタートさせ、15日までに総移動距離は約5万キロに達した。百田さんは史上初の試みを振り返り、「映画の舞台あいさつを初めてやらせていただいて、本広監督からは直で厳しく教えていただいた。すごくいい経験になりました」と語ると、本広監督は「頑張りましたよ、みんな」とメンバーに労いの言葉を掛けた。
壇上では、映画の原作者の平田オリザさんからの手紙も読み上げられ、5月から始まる舞台版の台本を執筆中という平田さんから「次に会うのは芝居のけいこ場ですね。皆さんは宇宙の果てまで行けるキップを持っている。どこまでも行ってください」とメッセージを受け取ると、高城れにさんはファンに向かって「皆さんもキップを持って一緒についてきてください」と呼び掛けた。
映画は、劇作家の平田さんの青春小説が原作。地方都市の県立富士ケ丘高等学校を舞台に、高橋さおり(百田さん)ら演劇部員が元学生演劇の女王・吉岡先生(黒木華さん)と出会い、全国大会を目指して奮闘する姿を描く。玉井さんが演劇部の看板女優の橋爪裕子、高城さんがムードメーカーの西条美紀、有安さんが県内演劇強豪校からの転校生の中西悦子、佐々木さんがさおりを慕う後輩の加藤明美を演じる。また5月1日から舞台版の上演も決定している。
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