NHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロイン・エリー役を務めたシャーロット・ケイト・フォックスさんが、人気ミュージカル「シカゴ」の主演で10月にブロードウェーデビューすることになり、8日、東京都内で会見を行った。欲望のためには手段を選ばない“悪女”ロキシー・ハートを演じるフォックスさんは、役をイメージした胸元が大きく開いたセクシーな衣装で舞台に登場し、同ミュージカルの楽曲をメドレーで披露した。
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歌いきったフォックスさんは、手をふるわせ「めっちゃ緊張しました」と安堵(あんど)の表情。同ミュージカルのため、「マッサン」の撮影中にニューヨークで稽古(けいこ)を行ったといい、「音楽や踊りなどの稽古をしました。いまでも(傷が)」と足を指しながら苦労を語った。また、演じる“悪女”について、「私は小悪魔的と思っていない。彼女は子供みたい。自分の世界を持っていてその中で生きている」と語った。
10月末にブロードウェーで公演を行い、12月には来日公演が行われる。フォックスさんはブロードウェーについて、「究極の行きつきたい、俳優であれば立ちたいと思う場所」と表現し、日本でも公演を行うことに「第1の故郷から第2の故郷に“もの”を持っていけることに興奮してます」と笑顔。「エリーとは違う、それはよくわかっています。(演じるのは)エリーとは違う女性で、皆さんはエリーに慣れていると思うのですが、私が希望するのは、(今回の役は)同じだけの喜びをもたらすそういう役なので、楽しんでいただければ」と呼びかけた。