神田沙也加：迫真のアフレコに監督涙　声優ぶりに絶賛の声

　女優で歌手の神田沙也加さんが30日、東京都内で行われた劇場版3DCGアニメ「GAMBA　ガンバと仲間たち」（10月10日公開）の完成披露試写会に登場。ヒロインの潮路（しおじ）役で邦画の声優に初挑戦した神田さんは、河村友宏さんと共同で監督を務めた小森啓裕さんから「（アフレコで）聞き入ってしまって、涙が出てしまった」と演技を絶賛されると、うれしそうな表情を浮かべ「光栄です。ありがとうございます」と頭を下げた。

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　潮路役のオファーを受けた時は「すごくびっくりして、私でいいのかなって思った」という神田さん。実際に映像を見てからは「すごく迫力で完成度高くて、これは責任を持ってやらなくちゃいけないなって気持ちになった」といい、完成した作品に対しては「実際にキャストの皆さんの声が入って、さらにブラッシュアップ、ブラッシュアップ、ブラッシュアップされた感じで、この作品の一部になれて幸せだなって改めて感じましたね」と感慨深げに語っていた。

　「冒険者たち　ガンバと15ひきの仲間」は斎藤惇夫さんの名作児童文学「冒険者たち　ガンバと15ひきの仲間」（岩波書店）が原作。イタチと戦う島のネズミを助けるために、ドブネズミのガンバと仲間たちが「夢見が島」に向かい、冒険を繰り広げる。1975年に「ガンバの冒険」というタイトルでテレビアニメ化され、84年に「冒険者たち　ガンバと7匹のなかま」、91年に「ガンバとカワウソの冒険」として2作の劇場版アニメも公開され、ミュージカル化もされている。今作「GAMBA　ガンバと仲間たち」は「STAND　BY　ME　ドラえもん」などを手がけた映像製作会社「白組」が製作する。

　神田さんは「一度と言わず二度、三度と、2D、3D、2D、3Dと何度でも見ていただきたい」とアピールしていた。完成披露試写会には神田さんのほか、ガンバ役の声優・梶裕貴さん、河村、小森の両監督、小川洋一総監督が登場した。