その年の優れた映画や俳優らに贈られる「山路ふみ子映画賞」の贈呈式が27日、東京都内で開催され、女優の広瀬すずさんに「新人女優賞」が贈られた。映画「海街diary」(是枝裕和監督)での浅野すず役の演技が評価されての受賞で、第7回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞、第40回報知映画賞の新人賞に続き、すず役で3冠達成となった。
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贈呈式に出席した広瀬さんは「『海街diary』は自分にとって初めてガッツリと映画に出させていただけた作品で、最初は何も分からない状態だったんですけど、監督はじめ、たくさんの人と出会えて、全部が財産になりました。こうやってたくさんの賞をいただく機会も増えて、本当に幸せだなって思います」と喜びを語った。この日は是枝監督も「映画賞」を受賞し、贈呈式に出席しており、「役名と同じ『すず』という名前で、それで選んだわけではないのですが、運命的なものを感じましたし、彼女との出会いがこの映画をすごく幸せなものにしたと思います」と話した。
同賞は、元女優の山路ふみ子さんが日本映画振興のため私財で設立した「山路ふみ子文化財団」が主催し、今年で39回目を迎えた。「映画功労賞」は、故・岡本喜八監督の妻で、今年は「中みね子」として「ゆずり葉の頃」で監督デビューも果たした岡本みね子さん、「文化賞」は、杉浦日向子さんのマンガ「百日紅(さるすべり)」が原作の劇場版アニメ「百日紅~Miss HOKUSAI~」の原恵一監督、「女優賞」は映画「あん」(河瀬直美監督)で主演を務めた樹木希林さん、「文化財団特別賞」はドキュメンタリー作品「ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット」の楠山忠之監督、昨年12月に亡くなった映画評論家の品田雄吉さんにそれぞれ贈られた。
なお樹木さんは、第7回TAMA映画賞の最優秀女優賞、第40回報知映画賞の主演女優賞、2015アジア・太平洋スクリーン・アワードの女優賞など国内外合わせて5冠を達成した。
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