注目映画紹介:「名探偵コナン 純黒の悪夢」 黒ずくめの組織と宿命の対決 ド派手アクションに手に汗握る

「名探偵コナン 純黒の悪夢」のメーンビジュアル (C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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「名探偵コナン 純黒の悪夢」のメーンビジュアル (C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 青山剛昌さんの人気マンガが原作でテレビアニメも人気の「名探偵コナン」の劇場版20作目「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」(静野孔文監督)が16日に公開される。今作はコナン、黒ずくめの組織、FBI、公安ら4者の対決が描かれている。ゲスト声優として女優の天海祐希さんが黒ずくめの組織の一員である“謎の女性”の声を担当しているほか、古谷徹さんと池田秀一さんという「機動戦士ガンダム」のアムロとシャアの声優2人が“胸アツ”な間柄で登場するのも話題を呼びそうだ。

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 「名探偵コナン」は、青山さんが1994年から「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガで、小学生の体になってしまった江戸川コナンが次々と起こる難事件を解決する。96年からテレビアニメが放送され、97年からは劇場版アニメも製作されており、劇場版シリーズは今作で20周年を迎えた。

 今作「純黒の悪夢」はコナンの宿命の敵「黒ずくめの組織」との対決を描く。世界の各国で黒ずくめの組織による暗殺事件が発生。ターゲットにはある共通点があった。黒ずくめの組織のジンはついに日本へと足を向ける。そのころコナンたちは大規模にリニューアルを果たした東都水族館に遊びに来ていた。そこの目玉は世界初の二輪式巨大観覧車だった。そこでコナンたちはけがをして記憶喪失になっている謎の女性と出会う。その女性は左右の瞳の色が異なる“オッドアイ”の持ち主だった。女性の記憶を取り戻すために協力することになったコナンたちだったが、女性は観覧車を見つめ、発作を起こしてしまう。その女性がつぶやいた言葉とは……というストーリー。

 説明しようとするとネタばれになってしまう恐れもあるため、詳しくは書けないが、冒頭のカーチェースからいつも以上に手に汗握りドキドキさせられ、全編の半分近く割いているであろう後半の黒ずくめの組織とのバトルは、観覧車全体を使ったバトルアクションで、その壮大なスケールにあっけにとられた。やはり「黒ずくめの組織」との対決は、率直に面白い! ゲスト声優の天海さんが声を担当する謎の女性は、驚異的な身体能力でアクションのスピード感に毎回胸のすくような思いがした。また、これも詳しくはいえないが、古谷さんが演じる公安の安室透(あむろ・とおる)と池田さんが演じるFBIの赤井秀一(あかい・しゅういち)の2人は後半のバトルにものすごく貢献し、最後はコナンと一緒に……。おっと、ここから先は映画館でお楽しみください。「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」は16日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(細田尚子/MANTAN)

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