氷室京介:東京ドームで35年のライブ活動に終止符 最終日に5万5000人が熱狂「今日のドームが最高」

東京ドームで「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」のファイナルライブを開催した氷室京介さん
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東京ドームで「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」のファイナルライブを開催した氷室京介さん

 耳の不調を理由にライブ活動の無期限休止を発表していたミュージシャンの氷室京介さんが23日、ファイナルライブとなる4大ドームツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」の最終公演を東京ドーム(東京都文京区)で行った。21日からの3日連続公演となった同会場では、各日5万5000人、計16万5000人を動員。落雷による中断と自身のケガに見舞われた2014年の横浜スタジアム(横浜市中区)公演のリベンジとして今回のツアーに臨んだ氷室さんは、ステージ上で「これで気持ちの整理がついた」とすがすがしい表情で語り、BOΦWY 時代を含む35年間のライブ活動に幕を下ろした。

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 ライブは、ステージに登場した氷室さんが開口一番、「最後の夜だぜ。騒ごうぜ!」と叫ぶと同時に、BOΦWYの「DREAMIN’」でスタート。日本テレビ系報道番組「NEWS ZERO」のテーマソングとして制作された「IF YOU WANT」、BOΦWYのヒット曲「ONLY YOU」、「俺の(ソロとしての)歴史はこの曲から始まった」というソロデビュー曲「ANGEL」など、ソロやバンドの垣根を越えて次々と曲を披露。“目の前のファンに思いを込めて歌を届ける”という氷室さんの真っすぐな姿勢に、観客も「最後の、二度とない空間」を惜しみつつ、サビを一緒に歌ったり、リズムに合わせて拳を振り上げたり、体を揺らしたりしながら楽しんでいた。

 アンコールでは「魂を抱いてくれ」「JELOUSYを眠らせて」「VIRGIN BEAT」といったヒットナンバーを熱唱。MCでは「東京ドームは大好きな場所。何回も節目節目でやらせてもらってるんだけど、今日のドームが最高だね。こうしてたくさんの連中にエネルギーを送ってもらえるような人生を35年間、ホントに感謝してます」と熱く語り、場内からは大歓声が湧き上がった。そして、3回ものアンコールに応えたこの日のラストを飾ったのは、BOΦWYの「B・BLUE」。全35曲、約3時間に及ぶライブを締めくくり、氷室さんは「サンキュー、東京ドーム!」と投げキスをしてステージを後にした。

 4大ドームツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」は、4月23日の京セラドーム大阪からスタートし、全7公演で30万人以上を動員。最終日の5月23日の東京ドーム公演の模様は、7月23日にWOWOWにて放送予定。なお、氷室さんは、東京ドームでのライブをBOΦWYで2回、ソロで12回、計14回、行っており、この公演数はソロアーティストとして史上最多記録となった。(水白京/フリーライター)

◇5月23日 KYOSUKE HIMURO LAST GIGS セットリスト

1:DREAMIN’
2:RUNAWAY TRAIN
3:BLUE VACATION
4:TO THE HIGHWAY
5:BABY ACTION
6:ROUGE OF GRAY
7:WELCOME TO THE TWILIGHT
8:MISS MYSTERY LADY
9:“16”
10:IF YOU WANT
11:LOVER’S DAY
12:CLOUDY HEART
13:LOVE & GAME
14:PARACHUTE
15:BANG THE BEAT
16:WARRIORS
17:NATIVE STRANGER
18:ONLY YOU
19:RENDEZ-VOUZ
20:BEAT SWEET
21:PLASTIC BOMB
22:WILD AT NIGHT
23:WILD ROMANCE
24:ANGEL

<Encore-1>
25:The Sun Also Rises
26:魂を抱いてくれ
27:IN THE NUDE
28:JELOUSYを眠らせて
29:NO.N.Y.

<Encore-2>
30:VIRGIN BEAT
31:KISS ME
32:ROXY
33:SUMMER GAME

<Encore-3>
34:SEX&CLASH&ROCK’N’ROLL
35:B・BLUE

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