「脱出ゲーム」の要素を組み込んだアドベンチャーゲーム「極限脱出」シリーズの最新作で、完結編となる「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」(スパイク・チュンソフト)がニンテンドー3DS、PSVita、PC向けに発売された。謎の人物「ゼロ」によって核シェルターに監禁された主人公たち9人のキャラクターが、自らの生き残りと人類存亡をかけ、“究極の選択”を迫られる「Decisionゲーム」に巻き込まれていく。
ウナギノボリ
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ゲームは2009年に発売された「極限脱出 9時間9人9の扉」、12年発売の「極限脱出ADV 善人シボウデス」に続くシリーズの完結編。シリーズは謎の人物“ゼロ”によって、ある施設に閉じ込められた9人の登場人物たちが、強制的に“デスゲーム”に参加させられるアドベンチャー×脱出ゲームで、シリーズ完結編となる今作では、これまで未解決だった謎も解明されるストーリーになるという。
米国のネバダ砂漠にある実験施設で共同生活を送っていた9人の男女が監禁され、仮面をした謎の人物から「Decisionゲーム」の開始を宣言され、三つの区画に分かれた地下シェルターに3人ずつ収容される。地上に出るには中央のエレベーターホールに向かう必要があるが、エレベーターホールへの道は六つのパスワードで鍵がかけられており、パスワードは誰か1人が死ぬごとに一つずつ公開される。施設内のギミックを用いて他の2チームを殺害してもいいし、別の方法を模索してもいい。
キャラクターは消防士、秘密結社の主宰者、探偵、記憶喪失の少年など個性豊か。ゲームは、映画や海外ドラマのようにリアルな「シネマパート」、謎解きが楽しめる「クエストパート」、究極の選択をする「ディシジョンパート」という三つのパートで進行。90分ごとに麻酔薬と記憶喪失剤を注入され、それまでの経験がリセットされるという設定で、時系列が不明な複数ストーリーの断片を、好きな順序で進めていける。
「ディシジョンパート」では、廃棄物処理室に閉じ込められ、焼却される運命のキャラクターを見殺しにするか、それとも、空包と実弾が半分ずつこめられ、別のキャラクターの頭に突きつけられた銃の引き金を引き、処理室の扉を開けて助けるか……といった究極の選択を強いられる。解答をミスするたびにヒントがもらえるなど、脱出ゲーム初心者向けの施策も用意されている。
ZERO ESCAPE 刻のジレンマ(3DS・Vita・PC) CEROレーティングD(17歳以上対象) スパイク・チュンソフト 3DS・Vita:5800円(税抜き) PC:5638円(Steamで配信) 6月30日発売
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