ワンフェス2016夏:模型業界は「艦これ」が安定の人気 「FGO」「あんスタ」に熱視線

「艦隊これくしょん-艦これ-」などのフィギュアが展示されていた「ワンダーフェスティバル2016[夏]」の青島文化教材社のブース
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「艦隊これくしょん-艦これ-」などのフィギュアが展示されていた「ワンダーフェスティバル2016[夏]」の青島文化教材社のブース

 人気キャラクターのフィギュアなどの組み立て式模型(ガレージキット)の大型展示会「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2016[夏]」が24日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれた。「艦隊これくしょん-艦これ-」「アイドルマスター」「Fate」シリーズなどのフィギュアが人気で、来場者はさまざまな作品を眺めて楽しんでいた。

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 「艦これ」はゲームが2013年4月にスタートし、模型業界では同年夏ごろから関連の模型の売り上げが急増したという。“バブル”から3年がたったが、今回のワンフェスに出展した模型メーカーの関係者は「まだまだ売れています」と話しており、衰え知らずのようだ。また、「フィギュア以外のグッズは落ち着きつつありますが、コアなファンが多く、比較的高価なフィギュアは好調」という声もあった。

 「Fate」シリーズは、もともと人気ではあるが、昨年夏に配信がスタートしたスマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order(FGO)」のフィギュアも数多く展示されていた。関係者によると「FGO」のフィギュアは反響が大きく、注目しているメーカーも多いという。また、スマートフォン向けゲーム「あんさんぶるスターズ!(あんスタ)」のフィギュアやグッズも人気で、関係者は「アニメ化も決まっていることもあり、今後もさらに盛り上がっていきそう」と期待を寄せていた。

 ワンフェスは、プロ、アマチュアを問わず制作した模型を展示、販売する展示会で、1984年のプレイベントから始まり、現在は年2回のペースで開催。今年2月は約5万6000人が来場した。今回は、グッドスマイルカンパニーやタカラトミー、セガ・インタラクティブ、海洋堂、青島文化教材社などの企業が出展。一般ブースには、参加者が制作した模型が並んでいる。

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