妻夫木聡:初の父親役で父性目覚める 「いつか自分も」

8月2日に放送されるNHKのドラマ「夏休みドラマ キッドナップ・ツアー」の会見に登場した(左から)妻夫木聡さん、豊嶋花ちゃん、原作者の角田光代さん
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8月2日に放送されるNHKのドラマ「夏休みドラマ キッドナップ・ツアー」の会見に登場した(左から)妻夫木聡さん、豊嶋花ちゃん、原作者の角田光代さん

 俳優の妻夫木聡さんが26日、東京・渋谷のNHKで行われた8月2日放送のドラマ「夏休みドラマ キッドナップ・ツアー」(NHK総合)の会見に、子役の豊嶋花ちゃんらと登場。本格的な父親役に初挑戦し、離れて暮らす娘のハル(花ちゃん)を“誘拐する”ダメおやじのタカシを演じた妻夫木さんは、撮影を通じて「子供って奇跡だな」と思ったといい、「いつかは自分の子供を持ちたいなって思うし、奇跡ですからね。ボクが望んでもできることではないので、そういう奇跡が自分にも巡ってきたらうれしいな」と語った。

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 また妻夫木さんは「いろいろと考えをめぐらすことはあったんですが、それよりも目の前のハルちゃん(花ちゃん)との関係性を大事にしようと思ってとにかく一緒にいました、というよりもハルちゃんが意識をしなくて一緒にいてくれたので、そんなに気を使わずにできました」と笑顔で撮影を振り返っていた。

 一方、花ちゃんは「タカシの性格的に、お笑い芸人か個性派の面白い俳優さんを予想していた」と明かすと、「妻夫木さんって聞いてびっくりしたのと、ちょっとすてきすぎるなっていうのがあって。で、実際にお会いしても、タカシのイメージがわかなかったんですけど、撮影が始まると、すてきな妻夫木さんは、素晴らしく情けない、ダサいタカシになったので感動しました」と印象をしっかり語っていた。

 ドラマは、直木賞作家・角田光代さんの小説「キッドナップ・ツアー」(新潮文庫)が原作。小学5年生の娘・ハルと離れて暮らす父が、娘を“ユウカイ”し、海や山などに連れて行く……というストーリー。子役の豊嶋花ちゃんのほか、木南晴夏さん、夏帆さん、新井浩文さん、ムロツヨシさん、満島ひかりさん、八千草薫さんらが出演する。ドキュメンタリードラマ「開拓者たち」(NHK)などを手がけた岸善幸さんが脚本、演出を担当する。8月2日午後7時半から放送。

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