杉田智和:ベートーヴェン役でコミカル封印 誠実で真面目に

「クラシカロイド」の試写会に登場した(左から)梶裕貴さん、杉田智和さん、藤田陽一監督
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「クラシカロイド」の試写会に登場した(左から)梶裕貴さん、杉田智和さん、藤田陽一監督

 10月にNHK・Eテレでスタートするテレビアニメ「クラシカロイド」の試写会が25日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われ、声優の杉田智和さん、梶裕貴さん、藤田陽一監督らが登場した。アニメはクラシックをテーマとしたコメディーで、現代に現れた「ベートーヴェン」を演じる杉田さんは「ジャジャジャジャーン!」とベートーヴェンの「運命」を口ずさみながらあいさつ。「銀魂」の坂田銀時などコミカルな役でも知られる杉田さんは「面白くしようとするのはいらない……と音響監督に言われ、芝居の方向性が決まりました。孤高の天才が現代でこう悩むんだ……というところを捉えながら演じています」と語った。

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 また、杉田さんはアフレコの様子を「ギャグアニメは、出ている人もふざけていると思われるかもしれませんが、誠実で真面目。夢を壊すようですが」と明かした。モーツァルト役の梶さんはアニメについて「ふざけていく作品です。くだらないくらい面白い」と話していた。

 アニメは、音楽で町おこしをする地方都市に住む高校生・歌苗と奏助の前に、“クラシカロイド”を名乗るベートーヴェンとモーツァルトが現れ、2人が奏でる音楽・ムジークの奇妙な力で、星が降ったり、巨大ロボが現れたり、騒動が起こる……というストーリー。「銀魂」「おそ松さん」などの藤田さんが監督を務め、「戦国BASARA」などの土林誠さんがキャラクター原案、ライトノベル「神曲奏界ポリフォニカ」などの榊一郎さんと「MAJOR」などの土屋理敬さんがシリーズ構成を担当。「機動戦士ガンダム」シリーズなどのサンライズが制作する。

 音楽はクラシックの名曲をポップス、ロック、テクノなどにアレンジしたものが使用され、“ムジークプロデューサー”として布袋寅泰さん、tofubeatsさん、つんく♂さん、浅倉大介さんが参加する。NHK・Eテレで10月8日から毎週土曜午後5時半に放送。 

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