雨宮塔子:キャスター復帰は「17年間の仏生活があったから」

映画「ハドソン川の奇跡」のトークイベントに登場した雨宮塔子さん
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映画「ハドソン川の奇跡」のトークイベントに登場した雨宮塔子さん

 今年7月にTBSのニュース番組「NEWS23」にキャスターに就任し、17年ぶりに古巣にレギュラー復帰した元同局アナウンサーの雨宮塔子さんが11日、東京都内で行われた映画「ハドソン川の奇跡」(クリント・イーストウッド監督)のトークイベントに登場。雨宮さんがキャスターとして復帰後、イベントに登場するのは初めてで「17年間フランスで生きたことが大きいと思う」といい、「日本で過ごしていたら、こういう決断にならなかった」と、明るい表情を見せた。

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 さらに「今も子供をフランスに置いてきています。私は不器用なので(仕事と子育てを一緒にしようとすると)両方、中途半端になると思います。子供も(離れることを)選んでくれた。前の夫に見てもらいつつ、子供たちに(すべてを)任せています」と話した。

 また、映画の内容にちなみ「奇跡」について「私は、よくお財布や携帯をよくなくすんですよ」といい、「フランスで、身分証やカードが入ったお財布を落としてしまって、(拾った人が)身分証を見て電話をしてきてくれました。日本ではよくある話なのですが、パリではそんなことまずありえない」と明かした。また「スリ(の気配)を発見するのも早い方で、よく未遂に防いでいます」と興奮ぎみに話し笑いを誘った。

 映画の主演を務めるトム・ハンクスさんの印象については「ぬれた犬のようなかわいさがある人」と独特な表現で話し、「どちらか言うと彼のコミカルな役のほうが好きで、純粋なキャラクターを演じさせたら抜群だと思う」と話し、実話が題材になっていることについては「『NEWS23』では事故後の報道もちゃんと皆さまに伝えられるような姿勢で番組を作っています」とキャスターとしての姿勢も見せていた。

 「ハドソン川の奇跡」は、2009 年に米ニューヨークのハドソン川で起きた航空機事故の実話をもと“奇跡”の生還劇を描いている。24日公開。

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