女優の西内まりやさんが初めて主演を務めた映画「CUTIE HONEY-TEARS-」(A.T.&ヒグチリョウ監督)が10月1日に公開される。永井豪さんの人気マンガを原作にしながら、CGを多用したスタイリッシュなSFアクションへと世界観を一新。西内さんは新キューティーハニーとしてバトルスーツによるアクションに加え、ゴージャスで美しいドレス姿から男装まで、華麗な“七変化”も披露している。
ウナギノボリ
解説「光る君へ」 ロバート秋山、はんにゃ金田… 光る! 適材適所の芸人起用
「キューティーハニー」は、「デビルマン」「マジンガーZ」を手掛けた永井さんのマンガで、1973年に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載を開始。女性型アンドロイドの如月ハニーと、ハニーの体内に内蔵された「空中元素固定装置」を狙う犯罪組織「パンサークロー」との戦いを描いた物語。人気を得てテレビアニメ化されたほか、庵野秀明さんが監督、佐藤江梨子さん主演で2004年に映画化もされた。
今回の実写「CUTIE HONEY-TEARS-」は、近未来、富裕層が暮らす上層階と貧困層が暮らす下層階との二層に分けられた街を舞台に、人類最大の危機を救うため人間の感情を持つアンドロイドの如月瞳(西内さん)が下層階の仲間たちと力を合わせ、上層階で世界を支配する感情を持たないアンドロイドのジル(石田二コルさん)に戦いを挑む……というストーリー。上層階で働く下層階出身のジャーナリスト・早見青児役で三浦貴大さん、キューティーハニーの生みの親・如月博士役で岩城滉一さん、下層階のレジスタンスとして高岡奏輔さん、永瀬匡さん、今井れんさんも出演する。
いわゆる“お色気シーン”がないことで話題を集めている今作だが、西内さんは随所で体当たり演技を挑戦している。パンチにキック、ワイヤにつられながらの“空中殺法”と、次々と敵をなぎ倒していくシーンは痛快だ。そんな西内さん扮(ふん)する瞳(キューティーハニー)の前に立ちふさがるのが、石田さん演じるジル。ジルは一切、感情を持たず、人間を生かし、管理することを目的に作られたアンドロイドで、まるで精巧に作られた人形のような“美”と、時おり浮かべる冷笑が相まって、見る者に強い印象を残す。瞳とジルによる人類の存続をかけた最後の直接対決は最大の見どころで、得意の冷笑とその完璧さをもって瞳を追いつめるジルの“ドSぶり”と、瞳の痛々しいほどの“やられっぷり”や己の正義を貫こうとするけなげさに、妙なエロチックさを感じてしまった。賛否両論はあって当然だが、これも一つのガールズパワームービーとして楽しむこともできるだろう。映画は10月1日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(山岸睦郎/MANTAN)
横溝正史の小説を数々映像化してきた市川崑監督による1996年公開の映画「八つ墓村」が、3月19日午後1時からNHK BSで放送される。
俳優の織田裕二さんが熱血漢の刑事を演じて大ヒットした「踊る大捜査線」をはじめとする「踊る」プロジェクトが再始動することが3月18日、明らかになった。
おととしに行われた「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝いた藤本洸大(ふじもと・こうだい)さんが、3月15日公開の映画「恋わずらいのエリー」(三木康一郎…
本木雅弘さん主演、周防正行監督・脚本の青春コメディー映画「シコふんじゃった。」(1992年)が、3月15日深夜0時15分からNHK BSで放送される。
山田風太郎の小説「八犬伝」が役所広司さん主演で映画化されることが明らかになった。失明しながらも「南総里見八犬伝」の物語を28年の歳月をかけて書き上げた滝沢馬琴を演じる。