アイドルグループ「乃木坂46」からの卒業と芸能界引退を発表した橋本奈々未さんが、30日深夜のバラエティー番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で、司会のお笑いコンビ「バナナマン」へ卒業・引退を報告した。橋本さんはアイドルになった目的を弟の学費など「本当にお金だった」と明かし、引退を決意したのは、弟が大学に入学し、母から「無理しないで、好きなことをしてください」と手紙をもらったことがきっかけだったと告白した。
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橋本さんは19日放送のラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、2017年2月20日の24歳の誕生日をめどに卒業、引退することを発表。放送翌日に急きょバナナマンの二人への報告が収録された。番組でバナナマンの日村勇紀さんが「何かしら続けていこうと思わなかったの?」と聞くと、橋本さんは「自分が表に立っていうよりも、誰かをサポートする方が合っていると思った」と答えた。
さらに設楽統さんが「自分の中でここまで成し遂げたから卒業みたいなものがあるの?」と質問すると、橋本さんは「元々入ったのが本当にお金だった。めっちゃ貧乏で、水道止まる、ガス止まる、みたいな。私は一人目だったから、学校とか行かせてもらったので、弟まで回るのか、弟、男の子だったので、何とかしなきゃって思って、この年齢で模索しているところでこの道があった」と思わず涙をこぼした。設楽さんが「めどがついたの?」と聞くと、橋本さんが「弟も大学ちゃんといけて、彼も頑張ってくれて、学費免除になった。あと4年あるけど勉強頑張れば大丈夫になった。それで母親から、『いままでごめんね。無理しないで、好きなことをしてください。弟も自立してくれるようになったし、私も私で生活できるから』という手紙が来て」と告白した。
さらに設楽さんから「また(芸能界)戻ってきたっていいんだろうけど、何年かたって、やりたいなと思ったら……。結婚すんの?」とツッコむと、橋本さんは「そう言われましたけど、しないです。大丈夫です」と否定した。日村さんが「引退してからはそういうことだもんね」というと、「結婚はしたいです」と笑顔で答えていた。
番組では、橋本さんが初センターを務め、ラストとなる16作目のシングル「サヨナラの意味」(11月9日発売)のキャンペーンで、橋本さんの地元・北海道を1日で回る“弾丸ロケ”の模様が放送された。