日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)91」が29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まり、初日の来場者数は約17万人だった。昨年冬のコミケ89、今夏のコミケ90の来場者数(ともに15万人)から2万人増加した。
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初日は「東方Project」や「刀剣乱舞」などに加え、スマホゲーム「あんさんぶるスターズ!」などを扱う約1万2000のサークルが出展。10月に工事を終えたばかりの東7・8ホールも使うなど、一般サークル、企業ブースともに拡大され、過去最大規模のコミケとなった。
企業ブースは、ワーナーやNBCユニバーサルなどのアニメ会社、小学館や一迅社などの出版社、NHKやTBSなどテレビ局が約180のブースを構えた。コスプレエリアでは、「GANTZ」や「ラブライブ!」「艦隊これくしょん-艦これ-」、「Fate」シリーズなどの人気作のコスプレーヤーたちが冬の寒さをものともせず自慢のコスプレを披露していた。
コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されており、16年夏は約53万人が来場した。会場は、個人が同人誌を販売する一般ブースと、商業作品を扱う企業ブースの2種類がある。企業ブースは95年夏から導入され、96年冬から本格的にスタートした。企業ブースは当初は、出版社やアニメ会社、ゲームメーカーなどのエンタメ系が大半だったが、近年は来場者へ向けての自社商品のプロモーションやブランド力向上を狙い、ホンダやグーグル、マイクロソフトなどの多彩な企業が出展するなど注目を集めている。
2日目の30日は、「テニスの王子様」や「銀魂」などのマンガ、「タイガー&バニー」や「ガンダム」などのアニメを扱う約1万2000のサークルが出展する予定。新たに「おそ松さん」や「進撃の巨人」「弱虫ペダル」などのジャンルが設けられている。
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