注目ドラマ紹介:「就活家族~きっと、うまくいく~」 三浦友和主演“就活”テーマの異色作

新ドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」の一場面=テレビ朝日提供
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新ドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」の一場面=テレビ朝日提供

 三浦友和さん主演の連続ドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が12日からスタートする。三浦さん演じるエリート会社員の父、黒木瞳さんが演じる母、前田敦子さんと工藤阿須加さん扮(ふん)する姉弟という4人家族が、それぞれの理由で就職活動(就活)しなければいけなくなる姿をユーモアとミステリーを交えて描く異色のホームドラマだ。

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 大手鉄鋼メーカーで人事部長を務めるエリート会社員の父・富川洋輔(三浦さん)は、念願の役員昇進を目前にしながら、苦境に立たされ、私立中学で国語教師をしている母・水希(黒木さん)は、念願のマイホーム購入を夢見ていた矢先に衝撃的な出来事に直面。宝飾メーカー勤務でセクハラに悩む長女・栞(前田さん)は、自ら異動を願い出たものの、想像以上に過酷な部署に異動させられ、就職活動中の大学生の長男・光(工藤さん)は、内定が取れず焦燥感ばかりが募る日々を送る。

 それぞれに悩みを抱え、働くことについて思いを巡らせている4人の家族が、衝撃的な現実に襲われ、崩壊しそうになりながら、“就活”を通して、絆を深めることができるのか……という展開。脚本は「華麗なる一族」(TBS系)、「WATER BOYS」(フジテレビ系)などの橋本裕志さんが務め、新井浩文さん、山本未來さん、中川知香さん、キムラ緑子さん、渡辺大さん、木村多江さん、段田安則さんらも出演する。

 初回では、大手鉄鋼メーカー・日本鉄鋼金属の人事部長を務める洋輔が、同期の総務部長から持ちかけられた有力取引先社長の息子の縁故入社を拒絶。そんなある日、一人の学生が「もう一度面接を受けたい」と訪れるが、洋輔は「それはできない決まり」と門前払いする。さらに、リストラ勧告も担当している洋輔は、対象の女性社員から「会社に残りたい」と懇願され、返答を保留するが、これが思いもかけない事態を招いてしまう。

 そのころ、富川家の面々もそれぞれに問題を抱えていた。就職活動中の長男・光は、まったく内定をもらえる気配がなく、揚げ句、繁華街でホストクラブから出てくる母の水希を目撃してしまい動揺。長女・栞も会社でのセクハラに悩む日々。追い詰められた光は、誘われるがままに怪しげな就活塾に出入りすることに。そんな中、洋輔が門前払いした学生が、取引先銀行頭取の息子だったことが判明。なんとしても入社させるよう命令を受けた洋輔は……というストーリーが描かれる。

 三浦さんは2000年に放送された「それぞれの断崖」(テレビ東京)以来、約17年ぶりの連続ドラマ主演で、黒木さんとは04年公開の劇場版アニメ「Mr.インクレディブル」の日本語吹き替え版以来、13年ぶりの夫婦役だ。前田さんと工藤さんはテレビ朝日のドラマ初出演。それぞれが、どんな演技で、どんな一家を演じるのか注目だ。

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