吉高由里子、主演映画で体当たり演技「結構、摩耗した」 2日間泣きっぱなしも  映画「ユリゴコロ」初日舞台あいさつ1

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  女優の吉高由里子さんが9月23日、東京都内で行われた主演映画「ユリゴコロ」(熊澤尚人監督)の初日舞台あいさつに登場。濁流にのまれていくシーンもスタントなしという、体当たり演技を見せている吉高さんは、「自分も結構、摩耗した作品」といい、クライマックスのシーンについては「2日間ずっと泣きっぱなしで。こめかみが切れるんじゃないかっていうくらい、涙腺絞り出して、毎カット毎カット大変でした」と振り返った。

  また、熊澤監督から「吉高さん無くしてはこの『ユリゴコロ』は作れなかった。冗談抜きに、吉高さんが血を流しながら、涙を流しながら、熱演してくれたおかげで出来上がりました」と労をねぎらわれると、吉高さんは「恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべていた。

  映画は、沼田まほかるさんの人気ミステリー小説が原作。殺人を犯した女性の手記を青年が父の書斎で発見したことをきっかけに、出会うはずのなかった者たちが結び付き、壮絶なドラマが展開される。カフェを営む亮介(松坂桃李さん)は、実家で「ユリゴコロ」と書かれたノートを見つける。書かれていたのは人を殺(あや)めることでしか世界とつながれない美紗子(吉高さん)という女性の告白だった。内容が事実なのか創作なのか、多くの疑問を感じつつ、亮介はノートに引かれていく。そんな中、亮介の婚約者、千絵(清野菜名さん)が失踪し……というストーリー。

  舞台あいさつには松坂さん、清野さん、佐津川愛美さん、清原果耶さんらも登場した。

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