注目ドラマ紹介:フジ“月9”「月の恋人」 主演はキムタク「思いっきり恋愛します」

 「SMAP」の木村拓哉さん(37)が、約10年ぶりに本格的な恋愛ドラマに主演することで話題のフジテレビ“月9”ドラマ「月の恋人 Moon Lovers」の放送が10日始まる。木村さんは「すてきなキャストとスタッフに囲まれて、ある意味、思いっきり恋愛します」と宣言をしている。

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 ドラマは、インテリアメーカーの社長・葉月蓮介(木村さん)が、ある中国人女性のリュウ・シュウメイと出会ったころから人生が大きく揺さぶられ、男勝りなインテリアデザイナーの同窓生・二宮真絵美、資産家の娘でカリスマモデルの大貫柚月という3人の女性との間に愛が交錯し始める……という物語。

 豪華キャストも話題で、同窓生・真絵美を3年ぶりに連続ドラマに出演する女優の篠原涼子さん(36)が演じるほか、シュウメイを台湾出身の女優で映画「レッドクリフ」で小喬を演じたリン・チーリンさん(35)、モデルの柚月を女優の北川景子さん(23)、蓮介の有能な部下で謎が多く心の底で何を思っているのか分からないという蔡風見を松田翔太さん(24)が演じる。風見は蓮介と3人の女性の恋愛にも参戦するという役どころ。

 第1話は、業界ナンバーワンに躍り出る勢いのインテリア専門店「レゴリス」の社長・蓮介が、上海第1号店の開店を控えて上海に向かうと、そこでは「レゴリス」開店によって閉鎖を迫られる工場で働く中国人たちが建設反対を訴え、座り込みを断行していた。蓮介は、予想以上の中国人の反発を抑えるため、オープン間近にもかかわらず、インテリアデザイナーの真絵美に内装のやり直しを命じる。そして工場でシュウメイを見いだし、上海1号店のイメージモデルにすると言い始める。それを聞いた風見は、シュウメイの身元を洗い始めた。一方、日本からはカリスマモデルでインテリア業界ナンバーワン企業の令嬢・柚月が蓮介を追いかけ、上海にやってくる……というストーリー。

 木村さんは役柄について「“いい人”は期待しないでほしいです(笑い)」とコメント。「少し卑劣というか冷徹というか……、ちょっと耳や目を疑いたくなる部分も正直ある」と明かし、演じた感想を「嫌なやつでした(笑い)」と話している。また同ドラマを「“社長が何をする?”という話ではなく、社長もしょせんは男なので、周りにいる女性たちとどんな関係になり、どんな気持ちになるのか?というような人間的な部分が相当左右してくる」と解説、「ラブストーリーというスタンスで作品を待っていて」と呼びかけている。

 主題歌はシンガー・ソングライターの久保田利伸さん(47)の「LOVE RAIN 恋の雨」が起用された。久保田さんは「台本も熟読させていただき、主役の木村さんと自分の心をダブらせて詞を書いてみました。サウンド、メロディーも恋愛の胸キュン感満載のものがお届けできたと思っています」とコメントしている。放送は毎週月曜午後9時から。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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