湊かなえさんの同名ベストセラー小説を、「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が映画化した「告白」が5日に公開される。原作が本屋大賞に輝いて話題になったのが09年。ずいぶん早い映画化だ。「脚本は練れているのだろうか?」という心配を見事に打ち砕き、原作の持つ緊張感を見事に映像化した。出演陣の芝居も迫力があり、見応えたっぷりだ。
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映画は、登場人物の「告白」をリレーでつないでいく。とある中学1年の教室で、担任の森口悠子先生(松たか子さん)が驚くべきことを語り出す。「娘をこのクラスの生徒に殺された」というのだ。先生は容疑者についてイニシャルで語るが、クラスでは誰なのかがバレバレ。容疑者はなぜ事件を起こしたのか。さらに告白が続いていく……。
「目には目を」的な報復やショッキングな内容に賛否両論があるだろう。「R−15」指定の映画となった今、そこにわざわざ触れるのはやめにしておこう。この映画の本質は、シェークスピアの悲劇と同様、人間のむき出しの“負の感情”を見つめることにある。
心の中ではとてつもない憎しみの感情が渦巻いているのに、冷静を装う森口先生の不気味さ。我が子を信じていながらも一方的な愛情を注ぎ、自分のことしか見えなくなってしまっている、犯人と名指しされた生徒の母親(木村佳乃さん)のヒステリックな表情。群れるばかりで何もできずに弱い者いじめに走る中学生たちの無邪気な笑顔。容疑者の少年と孤独な少女の寂しい横顔。名のある俳優陣の演技力の高さだけでなく、主要な3人の生徒役の演技もリアルですばらしい。
中島監督の作品は肌に合わない人もいるだろう。本作も冒頭からCMのようなドギツイ映像が延々と続き、多少ウンザリしなくもないが、これまでの作品に比べるとドギツさは抑えてあり、緻密(ちみつ)に人物の心情に沿って場面を組み立て、負の行動を起こしてしまった登場人物の心情をじっくりとあぶり出している。あまりにも重いテーマだが、重苦しくなり過ぎず、だからといって軽くし過ぎてもいない。中島監督の独特の手法が生かされた作品だ。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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