注目映画紹介:「サバイバル・オブ・ザ・デッド」“ゾンビの巨匠”ロメロ監督の新作

 ゾンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68年公開)で衝撃のデビューを飾ったジョージ・A・ロメロ監督の新作「サバイバル・オブ・ザ・デッド」が12日、全国で公開された。世界的にヒットした「ゾンビ」(78年)など多数のゾンビ映画を世に送り出し、“ゾンビ映画の巨匠”と称されるロメロ監督の待望の新作だ。

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 突如死者たちがよみがえり、人々を襲い始めるという衝撃的なニュースが駆け巡ってから4週間がたち、地獄と化した世界が舞台。秩序を失って崩壊した軍隊を離れ、強盗を繰り返しながら安全な場所を探し求めていた元州兵のサージ(アラン・ヴァン・スプラングさん)たちは、デラウェア沖に“安全な島”があるという情報を知り、わずかな望みをかけてその島へ向かう。しかし、命からがら島へたどり着いた彼らを待ち受けていたのは、島民からの襲撃と進化を遂げつつある死者の群れだった……というサバイバルホラー。09年ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭でも上映され、大絶賛を受けた。

 ロメロ監督の「ランド・オブ・ザ・デッド」(05年)や「ダイアリー・オブ・ザデッド」(07年)などにも出演したスプラングさん主演で、ケネス・ウェルシュさん、キャスリーン・マンローさん、リチャード・フィッツパトリックさんらが出演する。「シネマサンシャイン池袋」(東京都豊島区)、「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」(同港区)ほか全国で公開中。(毎日新聞デジタル)

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