注目ドラマ紹介:「新警視庁捜査一課9係」 濃いキャラぞろいの9係が事件解決で一致団結

「新・警視庁捜査一課9係(シーズン2)」の一場面=テレビ朝日提供
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「新・警視庁捜査一課9係(シーズン2)」の一場面=テレビ朝日提供

 それぞれの刑事が人生の事情を抱えつつ、難解な事件を解決する、新しいタイプの群像劇型刑事ドラマとして06年にスタートした「警視庁捜査一課9係」は、シーズン3まで続く人気シリーズだった。続編として09年に「新9係」がスタート。その「シーズン2」が30日からテレビ朝日系で放送を開始する。渡瀬恒彦さんや井ノ原快彦さん、羽田美智子さん、中越典子さんらおなじみの面々に加え、「新9係」から加わった監察医役の原沙知絵さんら濃いキャラクターのキャストが織りなす1話完結の人間ドラマだ。

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 30日放送の第1話は、開発プロジェクトに絡んだ銀行頭取殺害事件の真相に迫る。進行中のエコシティ開発プロジェクトに融資している五代銀行の頭取の遺体が発見された。頭取はエコシティのミニチュア模型で撲殺されたらしい。警視庁捜査一課の村瀬(津田寛治さん)は志保(羽田さん)を連れて捜査に向かう。村瀬は五代銀行が融資を打ち切ろうとしていた事実をつかんでいた。手柄をひとり占めしようとする村瀬は、プロジェクト関係者から事情を聴きに行く。 

 残された青柳(吹越満さん)は矢沢(田口浩正さん)と目撃者探しへ。直樹(井ノ原さん)は第一発見者の秘書から話を聞いていたが、9係係長の加納倫太郎(渡瀬さん)はその秘書に現場に残された将棋盤について質問する。それぞれが情報をつかんでくるが、互いを牽制(けんせい)し情報を共有しようとしない中、建築家の男が容疑者として浮上。建築家は頭取が殺害される直前、頭取と将棋の勝負をしていたらしいのだが……。

 一つにまとまると検挙率が上がる「9係」が難易度の高い事件に挑み、犯人探しや謎解きが楽しめる大人向けのエンターテインメント作品。先の読めないストーリー展開にチーム内のぶつかり合いなどの人間ドラマも加え、面白さがグレードアップした。

 松本基弘ゼネラルプロデューサーは「『新9係』が迎えた2度目の夏。なのにまだ“新”とはどういうこっちゃい!などと意地悪を言わないでください。常に新しい世界に挑戦していくぜ!という意気込みの表れなんです。前回でぐっとハードにミステリアスに進化した『9係』。今年はぐっとオトナになった彼らがさらなる難事件に挑みます。人間くさい大人のドラマに進化して、よりパワーアップして帰ってきました。ご期待ください!」とコメントしている。テレビ朝日系で毎週水曜午後9時に放送。(毎日新聞デジタル)

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