ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
「天才バカボン」や「おそ松くん」などで知られるマンガ家・赤塚不二夫さん(08年死去)の半生を担当編集者の目を通して描いた武居俊樹さんの著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文芸春秋)が映画化されることが9日までに分かった。タイトルは「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」で、赤塚さん役を浅野忠信さん(36)、担当編集者を堀北真希さん(21)が演じる。
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原作者の武居さんは小学館に36年間所属し、200人を超える漫画家を世に送り出してきた編集者。赤塚さんとは入社以来の付き合いで、「少年サンデー」で10年間、赤塚さんの担当編集をした。うまも合い、赤塚さんのマンガ「レッツラゴン」では「武居記者」として登場する。「利口になるよりも、バカになる方が大変なんだ」と“本当のバカ”に挑んだ赤塚さんの自由奔放な72年の人生を、編集者として近くで見守り、強烈な影響を受けたという武居さんの著書に、事実に基づいて脚色を加えて映画化するという。
夜の歌舞伎町で学ラン姿で大騒ぎしたり、派手な「イヤミ」の衣装で小学館の入社式に登場する破天荒な赤塚さん役で主演する浅野さんは、単行本に解説を寄稿したこともあるほど赤塚作品の大ファンで、この役を熱望したという。浅野さんは「赤塚不二夫さんが大好きなのでこの役をやれることが本当にうれしいです。僕の感じていた魅力を伝えられるように楽しみます」と意気込みを語っている。
また、赤塚さんに才能を見いだされ、のちに彼の右腕となる編集者に成長する武田初美を演じる堀北さんは「誰かを支えようと頑張り、自分も成長する。すてきな役をいただきました。私も頑張って赤塚さんの本気の遊びについていきたいと思います!」と話している。堀北さんは、入社式で無理やり手足をつかまれ“シエー”のポーズをさせられそうになり、浅野さんの顔面に思い切りパンチをくらわすシーンもあるという。
そのほかに、阿部力さんや木村多江さん、いしだあゆみさん、佐藤浩市さんら豪華キャストが出演。バカボンやニャロメ、チビ太など、個性豊かな赤塚キャラも劇中に登場する。脚本は「踊る大捜査線シリーズ」を担当する君塚良一さん。監督は、阪本順治監督や森田芳光監督らに師事し、これが初監督作品となる佐藤英明さんがメガホンをとる。佐藤監督は「赤塚先生に『これでいいのだ』と言っていただけるよう全力でぶつかる所存です」と語った。赤塚さんの長女、赤塚りえ子さんは「いつの間にか周りの人を巻き込んでしまう、遊びも仕事も真剣だった父の魅力を知ってもらえればうれしいなぁ」とコメントを寄せている。
今もなお日本中で愛され続けている「ギャグマンガ」がどのように生み出されていたのか。命がけでバカをやった赤塚さんの人生を描く映画「これでいいのだ!!」は、11年初夏に全国でロードショー予定。(毎日新聞デジタル)
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