「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(85~96年、日本テレビ系)や「ねるとん紅鯨団」(87~94年、フジテレビ系)など数々のヒット番組を手がけてきたテレビプロデューサーのテリー伊藤さん(60)が、「キャラクタービジネスで大金を稼ぐ」という着想を得て、その一部始終を撮影したドキュメンタリー映画「10億円稼ぐ」を製作。11月に劇場公開されることが22日、明らかになった。
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テリーさんが「とにかく金もうけがしたい」と目を付けたのが「ハローキティ」だった。キャラクターを使った商品が世間にはあふれていて、巨大なビジネスになっていることに気づいたテリーさんは、愛用のバイク「ホンダCB750」と1着30万円するウエスタンジャケットなどを売り、軍資金300万円を元手に“10億円稼ぐ”プロジェクトに着手する。壁にぶつかって苦悩しているエイベックス所属の女性モデルやアーティストをスタッフに採用し、「ハローワークス」と名付け、まずはキャラクターデザインに取りかかる。mixiでデザイナーを発掘し、「ナニティーセブンオーハート」という“こうもり王国のプリンセス”をモチーフにしたオリジナルキャラクターを生み出したテリーさんらは、商標登録を済ませて、10億円を目指して営業活動を始めるが……という内容。
既に12社の企業とTシャツや靴下などの商品化契約を締結し、国内流通大手の「ファッションセンターしまむら」や「ドン・キホーテ」などの店舗で販売を開始。カメラはそんなテリーさんらプロジェクトチームが米ロサンゼルスやラスベガスであった世界最大級の展示会「ライセシング・インターナショナル・エキスポ2009」での海外進出に向けた“ガチンコ営業”の様子などを追う。また、世界的なデザイナーのNIGOさんからアドバイスを受けている様子も映し出される。「目指せキティちゃん」を掲げたテリーさんの挑戦は現在進行形で、映画公開やDVD化も決まり、10億円へ向けて歩みが止まることはない。
テリーさんは、今回のプロジェクトのきっかけについて「映画を監督してみたいと思ったのが最初です。これまで経験してきたドキュメントバラエティーであれば人と違う面白い作品が作れると思いました」と話した。そして、楽しくてばかばかしい題材を探していたところ、「撮影中にモニターを見ると、クリエーターとしてのスイッチが入るので、そのスイッチが入った状態でお金もうけをしてみたら、どうなるのかと思い挑戦してみました」という。「自分でキティちゃんやミッキーマウスみたいなオリジナルキャラクターを作りたい」と思ったのが、キャラクタービジネスをやってみようと思った理由で、計画に沿って2年半をかけて300社にアタックした様子などを撮影し、撮影した映像は実に500時間分にも及ぶという。
テリーさんは10億円稼いだら、「次は20億円稼ぎます。次の映画は『20億円稼ぐ』ってタイトルに決めてます(笑い)」と続編にも意欲満々で、見どころを「このプロジェクトはテリー伊藤だからできたわけでなく、誰にでもできるプロジェクトなんです! このプロジェクトを成功させるんだ!という強い気持ちと熱意を持って取り組みました。お金もうけのヒントはすべて映画の中に描かれています」とアピールしている。
映画は、エイベックス・エンタテインメントの配給で、11月20日から渋谷シネクイント(東京都渋谷区)で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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