西岡利晃:ボクシング5度目の防衛戦をWOWOWで生中継 10月24日に無料放送

5度目の防衛戦を行う西岡利晃選手(右)と亀海喜寛選手
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5度目の防衛戦を行う西岡利晃選手(右)と亀海喜寛選手

 ボクシングのWBC世界スーパー・バンタム級チャンピオン、西岡利晃選手(34)=帝拳所属=が10月24日、両国国技館(東京都墨田区)でWBC同級1位の指名挑戦者レンドール・ムンロー選手(30)=英国=を相手に5度目の防衛戦を行うことが決定した。西岡選手は「KOは狙ってできるものではないけれど、必ずチャンスはくる。その瞬間を逃さないように戦います」と語り、チャンピオンとしての自信と誇りを胸に5連続KO防衛に挑む。

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 西岡選手は「もう40戦以上やってきたので、どこで誰と戦っても緊張しないでやれます」と静かだが説得力ある口ぶりでコメントした。プロとして16年のキャリアを持ち、43戦36勝(23KO)4敗3分の戦績、世界タイトルV4の実績に裏付けされた自信にみなぎっている。西岡選手はこの6年間、仏、米、メキシコでの試合を含め13連勝(9KO)と破竹の勢いを継続中だ。25日で34歳になったが、「違います、24歳ですよ。僕は今が伸び盛りですから。試合でも練習でもそれを実感しています」と周囲を笑わせる余裕もある。

 09年5月、メキシコで地元のジョニー・ゴンサレス選手を3回KOで降した試合に続く指名防衛戦となる。相手のムンロー選手は英国タイトル、欧州タイトル獲得の実績を持つ左利きのファイターで、22戦21勝(9KO)1敗の戦績を誇る。「ガードがしっかりしていて手数が多い。打ち合って勝ってきた選手で、今度もすべてを懸けて向かって来るはず」と西岡選手は警戒を強める。「サウスポー同士のカードだけに左はさらに警戒されるだろうし、右が重要」と西岡選手はキーポイントについても語った。世界のベルトをかけた日英対決は、序盤からスリリングな展開になりそうだ。西岡選手の通称「モンスター・レフト」が、いつさく裂するのか注目したい。

 アンダーカードには元世界2階級制覇チャンピオンのホルへ・リナレス選手(帝拳所属)、25戦全勝(21KO)の戦績を誇るWBA世界ミニマム級チャンピオン、ローマン・ゴンサレス選手(ニカラグア)、そして16戦全勝(14KO)の日本スーパー・ライト級チャンピオン、亀海喜寛選手(帝拳所属)も出場する(いずれも対戦相手は未定)。西岡選手とともに会見に出席した大型ホープの亀海選手は「世界を狙うには攻撃力やスタミナが必要。よりアグレッシブなボクシングを目指します」と抱負を語った。試合の模様は10月24日、WOWOWで無料放送として生中継される。(毎日新聞デジタル)

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