ミスタードーナツの創業40周年記念イベント「ミスタードーナツミュージアム『大復刻祭』」が26日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開幕した。71年に販売され、9月1日から復刻発売する「ジャーマンココナツチョコレート」の製造工程を間近で見られるコーナーでは、先着4000人の無料試食もあり、午後1時の開場を前に、親子連れら600人を超える長蛇の列ができた。
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イベントは、1月27日に創業40周年を迎えたミスタードーナツの歴史や歴代の商品をパネルで紹介したり、「オサムグッズ」や「ポン・デ・ライオン」など、人気キャラクターの歴代のプレミアムグッズなどを展示。小学生を対象にした「ドーナツデコレーション体験」(1日6回120人、26日のみ3回60人限定)では、チョコレートやクリームで、好みのドーナツにデコレーションが楽しめる。神奈川県から2人の子供を連れて訪れた女性は「夏休みなので、今日は広告を見てきました。子供がドーナツが好きなので」とオリジナルのドーナツ作りを親子で楽しんだ。
会場では、「ポン・デ・ライオン」との記念写真や、ミスタードーナツの制服での写真撮影、歴代の制服の顔出しパネルなどが楽しめるほか、ステージでのクイズ大会や過去の人気商品を復活販売する人気投票も受け付けている。70年の創業以来初の大型イベントで、ミスタードーナツの喜多晃広報室長は「40周年を迎えるにあたって、お客様に何か感謝の気持ちを込めてお礼がしたかった。人気の高かった商品を復刻するのも古いお客様への感謝の気持ちです。『ミスタードーナツ』はファミリー対象なので、夏休みにご家族で楽しめるイベントを考えました」と話す。
ミスタードーナツは、日本最大のドーナツチェーン店として、高級志向のドーナツカフェ「cafe andonand」やモスバーガーとの共同事業「MOSDO!」なども展開している。喜多室長は「40年、日本のお客様の嗜好(しこう)に合わせてやってきた自負があります」といい、外資系ドーナツチェーン店の人気については「市場全体が活性化するので良いこと」と自信を見せた。9月1日から創業当時販売していた「ココナツレイズド」など31種類を復刻し、期間限定で順次販売する。
イベントは29日まで、開場は午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。(毎日新聞デジタル)