俳優の松山ケンイチさん（25）と山崎努さん（73）が共演する新商品の缶コーヒー「ボス　シンプルスタイル」（サントリー）のCM「連絡白」編と「いい加減に白」編が14日から、全国で放送される。山崎さんがとある会社の専務、松山さんがその部下という設定で、山崎さんが松山さんをダジャレで一喝する様子が描かれる。「いい加減に白」編には、モロ師岡さんも出演する。

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　「連絡白」編は、山崎さんに遅刻の理由を聞かれた松山さんが言い訳をすると、山崎さんに「シンプルに言え」と言われて「寝坊しました」と答える。すると山崎さんは白いパッケージの「ボス　シンプルスタイル」を手に持ち、「ちゃんと連絡しろーいボス」と威厳のある顔でダジャレを交えて松山さんをしかるという展開。

　「いい加減に白」編は社用車のなかで山崎さんが松山さんに「企画書はどうなった？」と尋ねると松山さんは「全力で取り組んではいますが……」と言い訳。「シンプルに言え」と山崎さんに言われ、松山さんが「やってません」と即答する。山崎さんが「ボス　シンプルスタイル」を手に持って「いいかげんにしろーいボス」と言い終えようとしたとき、車が急ブレーキをかけ、山崎さんは運転手のモロさんに「ちゃんと運転しろーいボス」とダジャレでしかるという内容。共に、松山さんが「ボス　シンプルスタイル」を飲むシーンで締めくくられる。

　CM2編は、同じ内容でそれぞれCGアニメーション版も作られ、山崎さんと松山さんが顔の部分だけを合成ではめ込まれたシロクマと白ウサギのキャラクターとして登場。「ボス　シンプルスタイル」のパッケージをイメージした白とシルバーのシンプルなデザインのアニメーションに仕上がっている。

　松山さんは今回の撮影について「楽しめました。山崎さんが演じる専務もすごく威圧感があるけど、チャーミングな一面もあって本当に面白かった」とコメント。言い訳をする場面の撮影で「近くで祭りがあるみたいで、いつもよりバスが込んでいて……」などとユニークなアドリブを入れて現場を沸かせたほか、途中からしどろもどろになったり、声が小さくなったりするなどの演技を見せたといい、「作品の世界観に入ってしまうと、せりふがポンポン出てくるというか、今この状況をどうにかしないといけないという危機感がわいてくるんですよね。とにかく必死でした」と振り返っている。

　山崎さんは「我々がやったことで、ちょっと独特な雰囲気が出たんじゃないかな」と満足げ。松山さんを「うまくできていたと思いますよ。さすがです。会うたびに大人になっている。成長を見るのが毎回楽しみ。もうだいぶ現場にはなれたはずなんだけど、いつも新鮮で、まったくすれていないところに感心します」と絶賛している。また松山さんは上京したばかりの16歳の時に最初に会った大物俳優が山崎さんであったことを明かし、「その5年後に初めてお仕事でご一緒したときは、すごく緊張したことを覚えています。山崎さんに会えることがすごくうれしくて、会うたびに身が引き締まる」と語った。（毎日新聞デジタル）