岡田准一:堤真一らと広島県警察学校で一日教官に SPの卵たちにエール

映画「SP 野望篇」のプロモーションで広島県警察学校の一日教官に就任し、生徒の前で熱弁をふるう堤真一さん
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映画「SP 野望篇」のプロモーションで広島県警察学校の一日教官に就任し、生徒の前で熱弁をふるう堤真一さん

 アイドルグループ「V6」の岡田准一さんが主演する映画「SP 野望篇」(波多野貴文監督)のキャンペーンのため8日、広島県を訪れた岡田さんや堤真一さんら出演者4人が、広島県警察学校(広島県坂町)で一日教官に就任し、今月入学したばかりの生徒110人を前に熱弁をふるった。

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 「SP」は、警視庁警護課第4係に所属する井上薫(岡田さん)が、一瞬で物事を映像として記憶する「フォトグラフィック・メモリー」や、残された足跡などから情報を得る「トラッキング」などの特殊能力と、武術、格闘技などで鍛えた肉体を駆使して要人を警護し、テロリストらと戦う姿を描いたフジテレビ系の人気ドラマ。07年11月~08年1月に放送され、土曜日午後11時台ながら平均視聴率15.4%を記録した。2部作で公開される映画は、ドラマのラストに残された「謎」のその後を描いた物語で、香川照之さん演じる大物国会議員・伊達國雄が新たに登場し、堤さん演じる係長・尾形総一郎の真の目的と、正義を追い求める井上の対決の行方が描かれる。

 映画のプロモーションのため、9月23日から10月24日まで全国20都市を巡るキャンペーンを展開中の出演者らスタッフは、折り返し地点に当たる10都市目の広島で警察学校を訪問。講堂に集まった生徒たちは入学したての初々しさを残しながらも、制服に身を包み顔つきは精悍(せいかん)そのもの。「気をつけ!」の号令で一斉に起立すると、きびきびとした雰囲気の中で、岡田さんらの就任式が執り行われた。一日教官に就任した岡田さんは「この場に立てて光栄です。警察官は子どもだったら誰もが一度はなりたいと思う職業だと思います。これからの子どもたちにも、そう思ってもらえるような警察官になってください」とエールを送った。生徒から「(4係の)チームワークの秘訣(ひけつ)は?」と聞かれると、「いろんな人がいることを認めること。その人のために何ができるか考えることだと思います」とアドバイスした。

 堤さんは「世の中に出ると理不尽なことに出合うと思いますが、今の志を忘れずに学んでいってください」とあいさつ。一日教官の仕事を終えて、「規律正しく学ぶ姿を見て、さわやかな気持ちになりました」と話していた。就任式には岡田さん、堤さんのほか、4係の同僚役の松尾諭さんと神尾佑さんも出席した。映画第1弾「野望篇」は10月30日、続編の「革命篇」は11年春に全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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