ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、歌舞伎の名門に生まれた少年が、反発しながらも成長していくひらかわあやさんの「國崎出雲の事情」(小学館)です。少年サンデー編集部の小川晃さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
元々、歌舞伎一家の生まれである主人公・國崎出雲(美少年だが、見た目は絶世の美女)が男の中の男を目指しているにもかかわらず、お家の事情から恥じらい、嫌がりながらも女の中の女・女形の道を歩んでいくところです。出雲を完全に女と思い込んでほれる仲間など愉快で迷惑な美男歌舞伎仲間たちに囲まれ、作中の男性占有率が少年誌ナンバーワンかと思われる作品。出雲を男の中の男として見るか、ひょっとしたら美女では……と思って読んでいただくかは読者の方々にお任せいたします! また、その美貌(びぼう)ゆえにミスコン出場、メイド喫茶勤務などさまざまなトラブルに巻き込まれますが、そこもぜひお楽しみください!
−−作品が生まれたきっかけは?
歌舞伎の創設者・出雲阿国で有名な出雲市出身のひらかわ先生は、地元の劇団 「阿國座」に所属していました。出雲阿国をテーマにした劇を体験してから歌舞伎に興味を持ち、今回、歌舞伎を題材にした本作でデビューとなります。
−−作品を担当するうえでうれしいこと、逆に大変なことは?
たくさんのファンレターをいただけることが作者・編集ともにうれしいです。とても上手な出雲をはじめとする似顔絵などを見ると、やっぱり感慨ひとしおです。大変なことではありませんが……少年誌ですが、歌舞伎という伝統芸能を扱っている以上、間違った情報を描かないように関係者の方々に監修していただいています。
−−今後の展開を。
お陰さまでもうすぐ連載1周年を迎えます! ますます恥ずかしい目に遭いながらも歌舞伎の道に進んでいく出雲、摩訶(まか)不思議なキャラクターたちの登場にご期待ください! 18日には最新単行本3巻も発売です!!
小学館 少年サンデー編集部 小川晃
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