名探偵コナン
#1143「乱歩邸殺人事件(後編)」
11月23日(土)放送分
1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦めマンガを紹介する「はじめの1巻」。今回は、「まんがタイムファミリー」(毎月17日発売、芳文社)などで連載、美人3姉妹とガンコおやじの日々を描いた水谷フーカさんの4コママンガ「うのはな3姉妹」(650円)です。
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商店街の北原豆腐店には、長女・梅乃、次女・桃子、三女・桜の3姉妹に、ガンコ者の父・侘助(わびすけ)がいて、朝ドラのようにいつもにぎやか。そんな姉妹は、商店街の人気者で街を活気づけ、彼女らに思いを寄せる周囲の人たちをちょっぴり振り回す……というストーリーだ。
この作品を水谷フーカさんにお願いしたとき、あえてシンプルにキャラクターと関係性に焦点をあてて描いてほしいとキーワードを二つだけリクエストしました。それが「3姉妹」と「商店街」です。
果たして、そのもくろみは、大成功! 1話目を読んだ時「これはイケる!」と正直ビリビリきました。
ほんわか三女・桜、ぐ~たら次女・桃子、しっかり者の長女・梅乃の3姉妹に職人かたぎでちょっと照れ屋のお父さん。そして、脇を固める個性豊かな商店街の面々。どこか懐かしくて心地良いそんな作品が誕生しました。
水谷フーカさんのキャラクターには作品外の日常があるように感じます。一人一人の行動には理由があって、その人物が生まれるには両親がいてそのまた両親がいて、「今」がある。
だからこそ、生きた感情が伝わってきて、家族の大切さを再確認したり、読む前よりも心が温かく、軽やかになってしまう。手前みそですが、そんな作品、最近ではちょっとないのでは?
ぜひ、この家族を一人でも多くの方と見守っていければと願っています。どうぞよろしくお願いします。
可愛くて商店街でも人気者の看板娘。そんな現実ではありえない設定に夢を抱くひとも多いでしょう。いっぷう変わった恋愛などさまざまな作品を手掛ける水谷フーカさんが描いたのは、そんな看板娘が3人いる豆腐屋のお笑い4コマ作品。おっとり長女に出戻りやり手の次女、鈍感純粋な三女と3姉妹と昔かたぎのお父さんを中心に豆腐屋ならではの笑えるエピソードやお父さんの天然っぷり、長女と次女のハートを狙う男たちのドタバタと読んでいてニヤニヤしてみんなを応援したくなる作品です。
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