ダイナマイト関西：大喜利王決定戦　しずる池田「アイドルじゃないところ見せる」と自信

　お笑いコンビ「バッファロー吾郎」が主催する笑いと格闘技を融合した最強の競技「ダイナマイト関西 fourth」の開催が決定。11日にヨシモト∞ホール（東京都渋谷区）で記者会見が開かれ、8月の「second」で優勝したお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉さん、ケンドーコバヤシさんらが登場した。お笑いコンビ「しずる」の池田一真さんは「僕は芸歴7年目で、かっこいいとか可愛いとかばっかり言われてきたので、アイドルじゃない面白いところを見せたい」と自信満々に語った。

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　「ダイナマイト関西」は、大喜利の実力者たちが一堂に会して行われる1対1の大喜利王決定戦で、大阪府立体育会館で開催された06年は、お笑いライブでは異例の約4500人が来場、08年は後楽園ホールで決勝戦が行われるなど、年月を重ねるごとに成長し続けている。お笑い芸人以外にも、演劇集団「ヨーロッパ企画」の上田誠さんや音楽プロデューサーのつんく♂さん、女優の加藤夏希さんなどが出場し、話題を集めている。5月の「first」ではお笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さん、10月の「third」では「ヨーロッパ企画」の上田さんが優勝した。

　初出場となる村上純さんは「前回相方（池田さん）が呼ばれて、大分調子に乗って帰ってきた。このイベントは『しずる』のパワーバランスを変えるだけ力がある。できるだけ面白い回答をして、終わるころには（イベントタイトルを）『ハイビスカス関東』にしたいと思います」と意気込みを語った。相方の池田さんは「勝負とかは別にいいです。『しずる』が面白く会場を盛り上げます」と話し、村上さんは「最後はきつく抱擁して終わりたい」と答えて報道陣の笑いを誘っていた。

　記者会見には、「笑い飯」の西田幸治さんや、「南海キャンディーズ」の山里亮太さん、「ピース」の又吉直樹さんも登場した。山里さんは「声の仕事が多いので、そろそろ顔を出しながら面白いと思われたい。芸人としてすごいと思われたい」と意気込んだ。西田さんは「M-1で忙しいので、この大会には本腰をいれられない」とばっさり。又吉さんは「『しずる』とか後輩に負けると、負けたのにおごらなきゃいけない。先輩と戦いたい」と弱気なコメント。大吉さんは「個人的にファンなので、ケンドーコバヤシさんとはまだ当たりたくない。前に1回戦でつんく♂と当たったので、そんなプレッシャーはごめんです」と話し、ケンドーコバヤシさんは「大吉さんのアドバイスで博多の女性を口説いたら失敗した。この恨みを大吉さんにぶつけたい」とジョークで会場を盛り上げた。

　イベントでは、トーナメントのほか、スペシャルマッチとして数組対数組の団体戦や過去に優秀な成績を残した芸人同士のシングルマッチも行われる。「バッファロー吾郎」の木村明浩さんは注目芸人について「（ヨーロッパ企画の）上田君が注目です。お客さんには掘り出し物を見つけた感覚と、ずっと応援していた芸人の活躍を楽しんでほしい」と語り、竹若元博さんは「僕ら自身も戦うかもしれないですし、僕らもいち押し」と話した。イベントは12月4日午後6時から、中野サンプラザ（東京都中野区）で開かれる。チケットの一般発売は13日。（毎日新聞デジタル）