ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
女優の深田恭子さんが、京極夏彦さん原作の劇場版3Dアニメ「豆富小僧」で、主人公で人間を怖がらせることができない妖怪・豆富小僧の声を演じることが17日、明らかになった。豆富小僧を励ます目付け役の妖怪・達磨を武田鉄矢さんが演じる。映画は、11年ゴールデンウイーク公開予定。
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アニメは、京極さんの小説「豆腐小僧双六道中ふりだし」(角川文庫)を、劇場版アニメ「あらしのよるに」の杉井ギサブロー総監督が映像化する。人間と妖怪が共に暮らしていた江戸時代、盆に載せた豆腐を持つだけが取りえの豆富小僧は、間抜けな見た目と弱虫な性格で、全く人間を怖がらせることができず、父で妖怪総大将の見越し入道から怒られてばかりだった。ほかの妖怪からいじめられ、なぐさめてくれるのは目付け役の達磨だけという中、母を捜す旅に出た豆富小僧の目の前におっかさんが現れるが、それは妖怪の敵タヌキの仕業で、達磨と2人でお堂に閉じ込められてしまう。にらめっこをしながら外に出る時を待っていた2人は、10万回戦ったとき、ごう音とともに外に出るが、そこは現代の日本だった……という物語。
豆富小僧を演じる深田さんは「アフレコは、声の出し方や声だけの演技が難しく、苦戦していますが、自分の声でスクリーンを動き回る豆富小僧を見るのが今から楽しみです。見終わった後に、この町のどこかに妖怪たちがいるような気持ちになる心温まる作品になることを期待しています。そして、3Dで見る妖怪たちの迫力もすごいと思いますので、ぜひたくさんの方に映画館で見ていただきたいです」とコメント。
武田さんは「妖怪の面々は、人間界を憎しみ、怒り、そして呪ってはおりますが、今度現れましたる豆富小僧ばかりは誠に異色。他の妖怪の面々が心の迷いから化成した変化(へんげ)ならば、豆富小僧は心の内の優しさのにじみ。私の務めは、こやつを天下一の人気者にすることと思い定めております」と意気込み、杉井総監督は「深田さんの可愛らしさと、いちずなところが「豆富小僧」のキャラにぴったりなので、深田さんしかいないと思いました。武田さんに関しては、役に合わせていただくのではなく、武田さんのそのままを出してほしいですね」と語っている。(毎日新聞デジタル)
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