平岳大:大河「江」でヒロイン上野樹里の最初の夫に 「篤姫」では慶喜役

「江 姫たちの戦国」で佐治一成を演じる平岳大さん
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「江 姫たちの戦国」で佐治一成を演じる平岳大さん

 女優の上野樹里さん(24)主演で11年に放送されるNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」で、上野さん演じる江の最初の夫・佐治一成役を、俳優の平幹二朗さんの長男で「篤姫」で徳川慶喜役を演じた平岳大(ひら・たけひろ)さんが演じることが18日、明らかになった。

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 50作目となる大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。連続テレビ小説「さくら」(02年)、大河ドラマ「篤姫」(08年)などを手がけた脚本家・田渕久美子さんが原作小説を執筆、オリジナル脚本で臨む作品。

 佐治一成は、尾張の知多半島の豪族・佐治信方と信長の妹・お犬の方の子で、信長にも重用され、江を妻に迎えたが、本能寺の変後、小牧・長久手の戦いで、徳川家康方に付いたため、秀吉の怒りを買い、江と離縁させられ、追放された。江は、その後、豊臣秀勝と結婚し、娘の完子を生むが、秀勝とは死別。ついで後の二代将軍・徳川秀忠と結婚し、三代将軍・家光の母となる。ドラマでは、「ゲゲゲの女房」で水木しげるを演じた向井理さん(28)が秀忠を演じ、2番目の夫・秀勝役は発表されていない。

 屋敷陽太郎チーフプロデューサーは「(最初の結婚は)江が12歳。大人の年の離れた男性と、まだ恋にも至らない段階。無理やり離縁させられることに対して、(脚本家の)田渕さんなりに格好いい大人な納得の仕方を描けたらと思っている」とコメントした。

 同ドラマでは、江の父・浅井長政を時任三郎さん、おじ織田信長を豊川悦司さん、豊臣秀吉を岸谷五朗さん、徳川家康を北大路欣也さんが演じる。また石田三成を萩原聖人さん、豊臣秀次を北村有起哉さん、豊臣秀長を袴田吉彦さん、黒田官兵衛を柴俊夫さん、京極高次を斎藤工さん、千利休を石坂浩二さん、柴田勝家を大地康雄さん、明智光秀を市村正親さん、森蘭丸を瀬戸康史さん、森坊丸・力丸(もりぼうまる・りきまる)を染谷将太さんと阪本奨悟さんが演じる。

 放送は総合テレビで1月9日から毎週日曜午後8時。初回は73分の拡大版。(毎日新聞デジタル)

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