柴田恭兵:仲村トオルと5年ぶり共演「立派になったな」としみじみ 「刑事定年」第7話

ドラマ「刑事定年」第7話にゲスト出演する仲村トオルさん(右)と主演の柴田恭兵さん
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ドラマ「刑事定年」第7話にゲスト出演する仲村トオルさん(右)と主演の柴田恭兵さん

 12月8日放送予定の柴田恭兵さん主演のドラマ「刑事定年」(BS朝日)の第7話に、ドラマ「あぶない刑事」シリーズでも共演した仲村トオルさんがゲスト出演することが22日、明らかになった。05年公開の映画「まだまだあぶない刑事」以来、5年ぶりの共演に、柴田さんは「トオル君はすごくクールに、渋く成長するんだなあと思いましたね。(ドラマの)最後にお互い敬礼して見詰め合うんですけど、お芝居でなく『本当に立派になったな』という思いで、敬礼を返せたのはうれしかったですね」としみじみと語った。

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 「刑事定年」は、建設中の東京スカイツリーがそびえ立つ東京の下町を舞台に、家庭を顧みずに働き続けた元刑事の猪瀬直也(柴田さん)と、その妻・早季子(浅田美代子さん)の微妙な関係を描く大人のための連続ホームドラマ。娘の真紀役で田丸麻紀さんが出演するほか、直也が勤めた警察署の元同僚を金田明夫さん、猪瀬家に出入りするヤクザの親分を山田明郷さんが演じる。ドラマは、すべて猪瀬家内で繰り広げられ、スタジオ内に6台のカメラをセットし、1シーンを1カットで撮影するというスタイルを採用している。毎週水曜午後10時から放送中。

 第7話は、柴田さん演じる元刑事・猪瀬の家に、後輩の刑事である仲村さんが、捜査のために部下を引き連れてやってくるという「あぶない刑事」での関係を彷彿(ほうふつ)とさせるストーリー。プライベートでは、なかなか会う機会はないという2人だが、久しぶりの共演にもコンビネーションは抜群で、柴田さんは「僕も安心ですよね。遠い親せきの人みたいな感じです(笑い)。一緒にやっていて、とてもやりやすい。久しぶりにとっても楽しかった。またやりたいですね。今度は、男同士のちょっと切ないヤツもやってみたい」と笑顔を見せた。

 仲村さんは「7話まで撮り進んでいる現場なのに、不思議なくらい違和感がなかった。恭兵さんのいる現場に(自分が)いるのは、おれにとっては違和感のないことなんだなと思いましたね。楽しかったし、またやりたい」と感慨深げ。「俳優を始めて25年。最初の5年で恭兵さんとテレビで98話、映画を3本やってるんですが、そこで刷り込まれたことはすごいなと感じましたね。ぼくに役者や俳優の師匠だったり、先生だったりする存在がいるとしたら、恭兵さんしかいない」と断言する仲村さんに、柴田さんは「ハハハハ、バカだなあ、お前は」と照れくさそうにしていた。

 仲村さんは「役柄と自分自身がすごくだぶってる感じがして、この役を他の人がやっているのをオンエアで見たら、すごく嫌だったと思う。恭兵さんが『刑事定年』というドラマに主演されていて、そこに後輩の刑事がやって来る。『それ、やるのおれしかいないでしょう!』という感じもあって、すごく楽しみでしたね」と明かし、ドラマの出来についても「僕自身が楽しみにしてるんですよ。どんなふうに見えるかなあと。もしかしたら、『刑事定年』の第7話を見て、全国で唯一涙するのは僕じゃないかというぐらいの楽しみなところがあります」と照れ笑いしていた。(毎日新聞デジタル)

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