トイレの神様:ドラマ化決定 花菜役は愛菜ときい おばあちゃんは岩下志麻 紅白初出場の話題曲

音楽にのめり込んでいく思春期の花菜を演じた北乃きいさん=MBS提供
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音楽にのめり込んでいく思春期の花菜を演じた北乃きいさん=MBS提供

 NHK紅白歌合戦に初出場も決まったシンガー・ソングライターの植村花菜さんの「トイレの神様」が11年1月、TBS・MBS系でスペシャルドラマ化されることが29日、明らかになった。主人公・花菜の幼少期を子役の芦田愛菜ちゃん、成長後を女優の北乃きいさん(19)、おばあちゃんは岩下志麻さんが演じる。主題歌は植村さんが歌う「トイレの神様」。

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 「トイレの神様」は、植村さんを支えた祖母と暮らした日々をつづった9分52秒の歌。今年1月に各地のFMラジオ局で流され、幅広い年代に反響を呼び、メディアでも大きく取り上げられた。その後、7月に植村さんの自伝ともいえる著書「トイレの神様」(宝島社)や絵本にもなった。植村さんは紅白歌合戦で、全曲ノーカットで歌う予定。

 ドラマは、植村さんが祖母との暮らした日々や母や兄姉との生活を、自伝を基にオリジナルの脚本を創作した。小学生の花菜(愛菜ちゃん)は、物心つかないころに両親が離婚し、母・洋子(夏川結衣さん)と兄姉がいる5人暮らし。隣で暮らしていた祖母の和嘉(岩下さん)が祖父・駿二(小林稔侍)を亡くし、落ち込んでいたため、洋子は花菜に和嘉との同居を命じる。トイレ掃除が嫌いだった花菜は、和嘉から「トイレには神様がいる」と聞かされ、「磨くとべっぴんさんになれる」と教わってから、掃除に励むようになる。時は過ぎ、高校生になった花菜(北乃さん)は、大好きな歌の道を目指す。花菜は、初恋も経験し、世界が広がり、音楽にのめり込む一方、和嘉と過ごす時間は少なくなっていく……というストーリー。

 北乃さんは「植村花菜さんが歌う『トイレの神様』は以前から知っていました。9分52秒という長さは全く感じず、歌詞と植村さんのギターを持った姿が印象的でした」と話し、岩下さんは「家族の大切さを改めて考えていただけたらうれしいです」と語っている。

 「トイレの神様」は、TBS・MBS系全国28局ネットで11年1月5日午後9時の放送予定。(毎日新聞デジタル)

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