吉本興業は20日、多くの若手芸人を生み出し、今月3日に閉館した「baseよしもと」(大阪市中央区難波千日前)に代わり、11年元日に開館する若手芸人専門劇場の名称が「5up(ファイブアップ)よしもと」に決まったと発表した。
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「baseよしもと」は99年9月、吉本が所有するビル「YES-NANBAビル」地下1階に、同年3月に閉館した心斎橋筋2丁目劇場に続く若手芸人専門劇場として開館(233席)。お笑いコンビ「次長課長」「麒麟」「笑い飯」など、多くの若手芸人を輩出してきた。このほど、大阪府の財政事情から、同じYES-NANBAビル5階にある大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の貸し劇場「ワッハホール」(305席)が今月末で同社に返却されることになり、そこへ移転することになった。
新名称について同社は「地下から5階に上がったことだけでなく、若い芸人の飛躍の場となる期待を込めて命名しました」とコメントを発表した。元日は「こけら落とし公演 誕生!5upよしもと」として若手メンバーが総出演。1月2~9日は、「ジャルジャル」「モンスターエンジン」「スマイル」「銀シャリ」「天竺鼠」「藤崎マーケット」「かまいたち」「ウーマンラッシュアワー」による、こけら落としを記念した芝居「ヘルプ!!」(福田雄一作・演出)が上演される。
また、「baseよしもと」の跡地は元日からNMB48劇場(シアター)に生まれ変わり、なんばを拠点に活動するアイドルグループ「NMB48」のホームグランドとなる。(毎日新聞デジタル)