女優の余貴美子さん（54）と谷村美月さん（20）が12日、ドラマ「恋する日本語」（NHK）の会見に登場。成人式帰りの女性・結衣を演じ、実生活でも今年成人式を迎えた谷村さんは劇中の振り袖姿で登場し、「地元で成人式をしてすごく楽しかった。自分らしくいられた場所だった。今まで仕事中心だったので、今年からはプライベートを充実させたい。とことん自分を甘えさせてあげようと思う」と話した。

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　「恋する日本語」は、映画「おくりびと」の脚本を手がけた小山薫堂さんのショートストーリー集をドラマ化。タレントのタモリさん司会の「ブラタモリ」などを生み出した同局の新番組企画制作枠「番組たまご」から生まれ、現代人が忘れかけている美しい日本語を再認識しようという意図で作られた。言葉のアンティークショップ「ことのは」で、あまり使われなくなってしまった日本語を収集するオーナーマダム（余さん）が、さまざまな悩みを持って来店した客の心を美しい日本語で癒やしていく……という物語。

　主人公は毎回ゲストが務め、谷村さんは第1話「新たな出会いに」で、成人式の帰りに「ことのは」に立ち寄るという設定。第2話は佐藤江梨子さん、第3話は剛力彩芽（ごうりき・あやめ）さんと水沢奈子さん、第4話は栗山千明さん、第5話は片瀬那奈さん、第6話は紺野まひるさんが出演する。以降は未定。

　余さんは「現場でも私がいちばん年長で、もうすぐ3回目の成人式を迎える年になる」とコメント。「マダムというえたいのしれない謎な感じ（の役）で面白くやらせていただいています。（衣装は）この世とあの世の間にいるような感じで気に入っています」と話して笑わせた。会見には「ことのは」に出入りする書生・アキラ役の窪田正孝さん（22）も出席した。

　放送は総合テレビで20日から毎週木曜深夜0時15分～同0時45分で全8回。13日深夜0時15分からは、余さんと女優の北乃きいさんが出演し、8月に放送したパイロット版を再放送する。（毎日新聞デジタル）