NHKのドラマ「セカンドバージン」で鈴木京香さん演じる主人公と不倫関係に落ちる年下男性を好演した長谷川博己さんが、4月放送のテレビドラマ「鈴木先生」（テレビ東京系）で連続ドラマに初主演することが明らかになった。独創的な思考で生徒たちと真剣に向き合う中学教師を演じる長谷川さんは「まだ正直、実感はありませんが、今回のドラマの主演として、若い才能を持った生徒たち35人をまとめて引っ張っていくことが、自分の役割だと感じています。熱くかつ冷静に取り組みたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします！」と熱っぽく意気込みを語っている。

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　「鈴木先生」は、武富健治さんが「漫画アクション」（双葉社）で連載し、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した同名マンガが原作。教師になって遭遇しそうな問題を大学卒業後の無職期間であらかじめ考えていたという鈴木先生（長谷川さん）は、そのかいあって、生徒の人気投票ではベスト部門1位で、校長からの信頼も厚い。私生活では旅行代理店勤務の麻美と交際し、悩みを打ち明けていた。ところが、教え子である女子生徒、小川の存在が次第に大きくなっていき、「現実の麻美」「妄想の小川」の二重構造に悩むようになってしまう……。脚本は「相棒」「外事警察」「ALWAYS」の古沢良太さん、「フェイク」の岩下悠子さんが担当。監督は、映画「花影」「ハチミツドロップス」の河合勇人さんが担当する。

　テレビ東京ドラマ制作室の山鹿達也プロデューサーは「このドラマは、今の学校教育に異を唱える一人の中学教師が、新しい教育的な可能性を探る実験に乗り出す学園ドラマです。『真摯（しんし）なまなざし』が印象的で『人を魅了する透明感』を持った長谷川さんが、もがき苦悩しながら、生徒たちにぶつかっていく鈴木先生を演じる姿は、まさにハマり役だと思います。必ず、より多くの奥様方から注目を浴びること間違いなし！　早く皆さんにお見せしたいと思います。どうぞご期待ください！」とコメントしている。放送は4月から毎週月曜午後10時。（毎日新聞デジタル）