ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2011」(関西テレビ・フジテレビ系)で11日、優勝を決めた佐久間一行さんは直後に会見に臨み、優勝者に与えられる冠番組の内容について「大変なのは分かっているけれど、いろいろみんなでコント番組がやりたいです」と意気込んだ。
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「本当にまだ信じられない。決勝進出でさえ初めてで、夢みたいと思っていた」と浮かれ気味の佐久間さん。賞金の使い道は「飼っているザリガニの水槽の強化とお世話になった方々に返したい。お世話になったものにザリガニも入っている」と話し、報道陣を笑わせた。優勝したことは「親に報告したい。とりあえず『ありがとう』と、今たぶんびっくりしているだろうから『大丈夫だよ』と伝えたい」と笑顔で語った。
優勝を決めたネタについて、佐久間さんはトーナメント方式で3本ネタを見せられるのは楽しかったと語り、「いつもやっているのは(最後にやった)昆虫のネタ。最後にいつもやっているものを見せたかった。出せて良かったなと思いました」と満足げに語った。昨年優勝したあべこうじさんについては「同期だけれど、ピン芸人としては僕の方が長い。なのに決勝にも出られなくて、悔しい思いをしていた」と昨年の心境を語り、「あべさんには、(今回のR-1出場で)『さっくん、楽しんできて』と言われたので、『楽しめたよ』と報告したい」と“ライバル”への思いを語っていた。
今後について、佐久間さんは「15年やり続けているので、今後もぶれずにやっていきたいと思います」と話したが、来年以降のR-1出場に関しては「卒業します……。まっ、ちょっといろいろ考えたい。今は落ち着かないと、冷静に答えられてないはずです」と混乱している様子だった。
「R-1ぐらんぷり」は02年にスタートし今回で9回目。優勝賞金500万円を懸けて、プロアマ問わず一人話芸の面白さ日本一を競う。今回は過去最多の3572人の芸人がエントリー。前回まで行っていた敗者復活戦は廃止され、決勝進出者8人が1対1で対戦するトーナメント方式を導入。優勝者には関西テレビで冠番組が制作される。(毎日新聞デジタル)
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