笑い飯:M−1王者が被災者にメッセージ「元気を出して引っ張っていきたい」 沖縄国際映画祭

沖縄国際映画祭の会場でインタビューに応じた「笑い飯」の西田幸治さん(左)と哲夫さん
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沖縄国際映画祭の会場でインタビューに応じた「笑い飯」の西田幸治さん(左)と哲夫さん

 開催中の沖縄国際映画祭で、22日の「レッドカーペット~オープニングセレモニー」に出席したお笑いコンビ「笑い飯」がまんたんウェブの取材に応じた。

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 「笑い飯」は西田幸治さんと哲夫さんのコンビで、00年に結成。昨年12月の「M−1グランプリ」で悲願の初優勝を果たした。優勝後、哲夫さんの実家には「親戚から胡蝶蘭(こちょうらん)が届いた」、西田さんも「劇場に出演すると会場が祝福ムード」と喜びに浸った。今後について、哲夫さんは「全国ネットで冠の付いた番組をやりたい。作り込んだユニットコントをしたい」、西田さんも「レギュラー番組を取りにいきたい」と夢を語った。

 今回の映画祭は11日に起こった東日本大震災のチャリティーイベントとうたっているが、西田さんは盛岡市の親戚が被災し、「2日後にやっと連絡が取れた。停電で、寒いのに暖房ができなくて寒い思いをしている」といい、「何もしてやれないと母がテレビを見て泣いている」と語った。被災者に向けて、哲夫さんは「僕らは面白いことしか言えないけれど、その特性を生かして、笑いで精神的な向上に貢献させていただければ」、西田さんは「僕らのように無事だった人たちが元気を出して、被災された方たちを引っ張っていけたら」とメッセージを送った。(毎日新聞デジタル)

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