俳優の大泉洋さんが10日、六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)で行われた映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(もしドラ)」(田中誠監督)の完成披露イベントに登場した。大泉さんは、野球場をイメージした“人工芝”カーペットで、観客から「大泉~!」と呼び捨てにされ、部員役の池松壮亮さんには「あんまりしゃべりすぎると大泉さんの髪が(湿気で)大変なことになる」とネタにされるなどいじられ放題。司会者には野球部の監督なのに「ノックが一番下手」だと暴露され、「そんなことはありません! 全くうその情報でしょう」と必死に否定していた。
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物語は、主人公の川島みなみ(前田敦子さん)が、病床の親友・宮田夕紀(川口春奈さん)から野球部のマネジャーを引き継ぎ、野球部を甲子園に連れていくと宣言するが、部員の大半が練習をサボって遊び、監督の加地誠(大泉さん)に至っては事なかれ主義。間違いで買ったドラッカーの経営書「マネジメント」に書かれている精神や理論は、高校野球にも生かせるのではないかと考えるようになったみなみは夕紀や後輩マネジャー・北条文乃(峯岸みなみさん)らの助けも借りながら野球部の改革に乗り出す……という物語。岩崎夏海さんの原作は累計発行222万部を突破し、実写映画化に加えて10年12月には「スーパージャンプ」(集英社)で漫画化され、今年4月にはNHK総合でテレビアニメも放送している。
原作の主人公のモデルになった「AKB48」の峯岸さんは「大泉さんはよく遊んでくれました。今日も久しぶりに会って体当たりをして、『大泉さんだな!』とすごく実感しました」と再会を喜んだが、大泉さんは「(現場では)完璧に親戚のおじさんでした。みぃちゃん(峯岸さん)は今日、僕に体当たりして遊べるように、見せてもいいパンツをはいてきたらしいです」と暴露し、会場を盛り上げていた。
映画は6月4日から全国東宝系で公開される。(毎日新聞デジタル)
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