尾野真千子:“ハンサム”な父親役の小林薫に恐縮 NHK朝ドラ「カーネーション」トークショー

NHK連続テレビ小説「カーネーション」ミニトークショーに出席した尾野真千子さん
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NHK連続テレビ小説「カーネーション」ミニトークショーに出席した尾野真千子さん

 デザイナーのコシノ3姉妹の母・小篠綾子さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「カーネーション」のミニトークショーが5日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)であり、主演の尾野真千子さん(29)と城谷厚司チーフプロデューサーが登場した。尾野さんは共演する父親役の小林薫さんについて「『私のお父さんこんなにハンサムでいいのかな?』と思った(笑い)」と話し、「ヒロインというだけで緊張しているのに、これだけの顔ぶれの皆さまが共演ということで、もっと緊張してしまうんじゃないかと思ってます」と小林さんや母親役の麻生祐未さん、祖母役の正司照枝さんらベテラン共演者に対して恐縮している様子だった。

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 「カーネーション」は、大正2年に大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロインの小原糸子(おはら・いとこ)が、父の反対を押し切って女学校を中退し、ミシンの修業を積んで、洋装店を開業。結婚するが、3人目の子供を身ごもったとき、夫は出征先で戦死、女手一つで娘3人を育てることになる……というストーリー。映画「ジョゼと虎と魚たち」などの渡辺あやさんが脚本を担当する。

 1850人の中からオーディションで選ばれたという尾野さんに対して、城谷CPは「直感でもう『この人だ!』というのが第一印象ですね」と話し、ヒロインの決め手は「課題になっていた台本の内容のつかみ方がすごかったということと、今回は一代記でかなり長い年月を描く話なので、10代から恋愛をして結婚をして……どんどん成長して人生が豊かになっていく部分を表現する力がすごくある人だな、と思いました」と絶賛した。

 一方、尾野さんはヒロインに決定した瞬間について「もう本当にうれしかったですね。18歳で東京に出てから、やはり『朝ドラ』というのは女優として目指す一つの目標でしたから。だれもが目指すところで、私もずっと出たいと思っていたので、決まったと聞いたときには『これは夢なのかなあ』と思いましたけれども、次第に実感がわいてきたと同時に『頑張らないといけないな』と。でもそれはあとになってからですね。そのときはただただうれしくて」と喜びを語った。

 また、タイトルの由来について城谷CPは「カーネーションにはいろいろな花言葉があるんです。『情熱』とか『母の愛』とか。カーネーションというのは感謝の思いを伝える花だな、というように思っていまして、いろいろな人の思いが伝わるようなドラマになってほしいと思って、このタイトルにしました」とドラマへの思いを語り、「なんといっても、だんじりの街・岸和田が舞台の話なので、だんじりのように勢いよく走って、面白いドラマにしていきたいと思っています」とあいさつした。

 ドラマは10月3日~12年3月31日に放送予定。全151回。(毎日新聞デジタル)

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